もっと読みたくなる!芥川龍之介

本書は、芥川龍之介の文学作品の奥深い魅力を、異なる専門領域の執筆者が多角的に炙り出そうとした研究書である。芥川の作品が国内外で今なお多くの人々に愛され、研究され続けている理由を探りつつ、「藪の中」や「秋」といった有名な作品だけでなく、あまり知られていない作品にも焦点を当てている。三部構成で、第一部は芥川の創作方法を考察する作品論、第二部は登場人物の自己像や自意識、アイデンティティの問題を扱う作品論、第三部は〈越境〉をテーマに比較文学の手法を用いた芥川文学論となっている。エッセイ風のコラムも収録。芥川文学をより深く理解したい一般読者から研究者まで、幅広い層に向けて書かれた一冊である。
著者 | 野田康文、入江香都子、溝渕園子 |
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出版社 | 株式会社作品社 |
出版年月 | 2024年11月25日 |
ISBN | 978-4-86793-058-8 |
値段 | 本体2,600円+税 |
種類 |
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広島大学大学院人間社会科学研究科
溝渕 園子
mizobuti*hiroshima-u.ac.jp
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