South Asia's Transition from Agrarian to Industrialized Economy: The Employment and Labor Market

南アジア諸国は農業中心の経済から工業化経済へ移行する過程にあり、農業と非農業部門の成長率の格差拡大や、農民と都市住民の間の所得格差の増大が発現している。本書は16章からなり、南アジアにおける経済発展の移行過程におけるさまざまな問題を分析している。特に、インドの農業調整問題や産業部門の課題に焦点を当てる。まず、農民や農産物の取引業者、加工業者が直面する課題、特に都市部や国外で主に台頭している市場の高度な需要にどのように適応したかを論じる。その後、非農業部門の発展に焦点を当て、グローバル・バリュー・チェーンの視点により主要産業の動向を分析する。最後に、農業や非農業部門と密接にかかわる労働移動や労働市場の動向を詳らかにする。本書は、南アジアの経済地理学的研究において、貴重な一冊となるであろう。
著者 | 編者:Kazuo Tomozawa,Koichi Fujita |
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出版社 | Routledge |
出版年月 | 2024年12月23日 |
ISBN | 978-1032860220 |
値段 | 29,904円(税込) |
種類 | 編著 |
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広島大学大学院人間社会科学研究科
友澤 和夫
tomozawa*hiroshima-u.ac.jp
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