パーニニ文法学講義

古来、インドでは言葉というものに強い関心が寄せられ、さまざまな思索がなされてきました。そのようなインドが世界に誇る知的な文化遺産としてパーニニ文法学があります。紀元前5世紀から紀元前4世紀頃、北インドの地で活躍した文法家パーニニはサンスクリット語を説明する規則体系を打ち立て、のちの文法家たちはそのパーニニの規則体系をもとに精緻な哲学を展開して文法学という学問を確立しました。これがパーニニ文法学と呼ばれるものであり、サンスクリット文献を読み解くうえで必須の学問体系です。近現代言語学の祖とされるソシュールもパーニニ文法学に通じており、アメリカの大言語学者ブルームフィールドも自身の著作類の中でパーニニ文法学の方法を活用しています。本書はこのようなパーニニ文法学に対する本邦初の入門書として企図されたものです。
著者 | 著者:川村悠人,アダム・アルバー・キャット |
---|---|
出版社 | 株式会社 臨川書店 |
出版年月 | 2024年9月30日 |
ISBN | 978-4653045809 |
値段 | 本体4,800円+税 |
種類 | 共著 |
本書についてのお問い合わせは下記までお願いいたします。
広島大学大学院人間社会科学研究科
川村 悠人
yuto0619*hiroshima-u.ac.jp
※E-mailアドレスは、*を半角@に置き換えて送信してください。