平成24年度活動報告

学生独自プロジェクト成果報告会を実施

日時:2013年3月14日(木)10時~11時半
場所:総合科学研究科J306

平成24年度学生独自プロジェクト(6プロジェクト)が、半期の間の取組みと成果について発表しました。1プロジェクトの発表は10分(発表5分+質疑応答5分)とし、終了時間に余裕をもたせていたのですが、どのプロジェクトも質疑応答が盛んに行われ、予定終了時間をややオーバーしてしまいました。

発表内容

発表順 プロジェクト研究テーマ プロジェクトメンバー
1 芸術、文学に表象された都市景観と文化的環境によるまちづくり-「生家」の保存と利用に関する考察- 廖偉汝、王ビテイ
2 中国貴州省の少数民族から日本食文化のルーツ 周宇辰、徐銘
3 東京証券取引所一部上場企業(製造業)における環境マネジメントと経済パフォーマンスとの相関・因果関係 陳テイテイ、劉志宇
4 中国の女性像 -儒家思想との関わりを中心として- 王カク、中村友香
5 浅い湖沼における堆積物の栄養塩収支の長期変化に及ぼす水質保全対策の影響-宍道湖、霞ヶ浦と児島湖の比較- 金広哲、李光美、謝カク
6 豊栄町におけるオオサンショウウオを取り巻く環境保全とその資源的活用に関する研究 佐藤心美、趙孫暁、吉川昌志

 

開催のあいさつ(布川先生)
発表中の様子1(廖プロジェクト)
発表中の様子2(周プロジェクト)
発表中の様子3(陳プロジェクト)
発表中の様子4(金プロジェクト)
全員で記念撮影

周プロジェクト(学生独自プロジェクト)現地調査報告

日時:2012年9月22日(日)~9月28日(金)
プロジェクト名:中国貴州省の少数民族から日本食文化のルーツを探る
【実施報告】
9月下旬に、中国貴州省凱里で、ミョオ族の食文化についての現地調査を行いました。具体的には、日本と繋がる稲作文化の調査です。調査方法は農家を訪問し、一対一の聞き取りでした。その結果、現地のミョオ族における民族文化の特色と日本の伝統的な文化の間には、極めて強い類似性が見られることが分りました。 以前は、ただ資料や本などから得た情報で研究を行っていましたが、今回の実地に際し、人々にインタビューをして、いろいろなことが分ってきました。例え ば、稲作の実態を知るために、実際に農家の段々畑へ行った時に、千戸ミョオ寨の農家の人たちから稲の種まきと栽培に関する方法を聞きました。

ミョオ族特有の格好をした女の子(鎮遠にて)

コア科目ワークショップ(合同発表会)を開催

日時:2012年7月19日(木)14時30分~18時00分
場所:総合科学研究科第1会議室
日時:2012年7月26日(木)14時30分~18時00分
場所:総合科学研究科第1会議室

4つのコア科目(「現代リスク論」 「総合情報論」「創造と想像」「文明と環境」)の合同発表会を行いました。発表会は2週に分けて行い、全9グループが発表を行いました。
■講義ごとのテーマ
現代リスク論:設定なし(リスクに関するテーマならばOK)
総合情報論:「研究者とメディア」
創造と想像:
文明と環境:「これからのあるべき文明と環境」
■H24年度 各グループの研究テーマ一覧
【現代リスク論】
情報手段に対する過信のリスク-口コミを用いた検討-
幼少期における運動嫌いに対する運動意欲向上手段の検討-子供の体力低下によるリスクの予防-
Computer Mediated Communication(CMC) がもたらす少子化のリスク
男性に対するジェンダーハラスメント-ハラスメントに対する認識変化がもたらすリスク-
【総合情報論】
参考文献の取捨選択
【創造と想像】
コンフリクトから明日を「ソウゾウ」する
「ゆたかさ」を想像し、創造する
【文明と環境】
西条環境まちづくり 
都市化による環境問題と解決策-北京を事例として-

発表会の様子

7/19 開会のあいさつ
7/19 発表会の様子
7/26 発表会の様子1
7/26 発表会の様子2

ファシリテーション研修を実施

日時:2012年6月16日(土)~17日(日)
場所:グリーンピアせとうち
参加者:学生6名(D学生:4名、M2:2名)、引率教員2名(堀江、河崎)実施報告
ソクラティック・ダイアローグ(以下、SD)の手法を用いながら、一つのテーマについてじっくりと時間をかけて話し合いを深めることを目的に、ファシリテーション研修を実施しました。実施スケジュールは、下記表の通りです。SDセッション(2時間)は4回行い、「いかにリスクを引き受けるか -How to take a risk-」というテーマのもと、研修参加者の方3名にファシリテーター役をやってもらいました。 SDセッションの実践を通して 、ファシリテーターの態度や役割や議論が深まらない時の具体的な技法などについて話題が提供されました。研修後に実施したアンケート内容を確認すると、本研修は参加者から大変好評だったようです。一部、要望や改善点が出されましたので、今後の研修を開催する際に検討したいと思います。
一回のSDセッションは2時間、1日目は夜22時までというかなりタイトでハードなスケジュールだったのですが、途中、コーヒーブレイクやおいしい食事を挟みながら、途中脱落者が出ることもなく、研修を実施することができました。また、今回、1泊2日という長時間の研修を開催したのは初めての試みだったのですが、大きなトラブルもなく 無事に開催できましたことを参加者のみなさんや研修施設のスタッフの方々に感謝申し上げます。 ありがとうございました。
今回、研修開催時期が6月となりましたが、来年は4月下旬~5月中旬で研修を実施します。主にコア科目TAを対象に研修を実施予定ですが、研修参加者数に余裕があれば、TA以外の方でも参加可能としたいと考えています。とくに「コア科目TAをやってみたいけれどファシリテーターとしてやっていけるかが不安・・・」という方も、今回のように実践を兼ねた研修を開催しますので、ぜひコア科目TAをやってみませんか。

実施スケジュール
1日目(6/16 土曜日)
9:00集合、研修施設へ移動
10:00 - 10:30 挨拶/アイスブレイク
10:30 - 11:30 3人1組コーチング
11:30 - 12:30 進行役の条件について
(昼食・昼休憩)
13:30 - 15:30 SDセッション1
16:00 - 18:00 SDセッション2
(夕食)
20:00 - 22:00 SDセッション3
2日目(6/17 日曜日)
(朝食)
09:00 - 11:00 SDセッション4
11:30 - 12:30 発表/まとめ
研修後の感想
以下は、参加者6名を対象に実施したアンケートの一部(自由記述)を抜粋したものです。
【研修に参加して良かった点】
・良い雰囲気で、楽しく参加出来た。
・ファシリテーターとして役立てるスキルを具体的に学ぶことが出来た。
・じっくり対話を通して思考を深めることから一つの回答を生み出すプロセスを体験できた。
・ファシリテーターとしての役割やあり方など理解が深まった。
・ファシリテーションの手法について実践的に学ぶことが出来て良かった。
【研修に参加して不満だった点、改善点や要望】
・研修時間数を短縮して日帰りで開催してもいいのではないか。
・コア科目TAの役割にあてはまらない部分もあったので、もっと直接充実させた方がいいと思う。
・研修開催告知をもっと積極的にした方が良い。

研修会の様子

3人一組コーチングを終えて、「ファシリテーターに必要な条件」を出しあっています。
「いかにリスク引き受けるか -How to  take a risk-」をテーマに、SDセッションを4回行いました。  SD1では、堀江先生自身がファシリテーターとして参加し、SD2~SD4では参加者6名のうち3名が交代でファシリテーター役を体験しました。
話し合いのプロセスがいつでも確認できるように、記録を壁に貼っています。

コア科目ガイダンスを開催

日時:2012年4月12日(木)14時35分~16時35分
場所:総合科学研究科第1会議室

コア科目の初回は、4科目合同 (現代リスク論・総合情報論・創造と想像・文明と環境 ) でガイダンスを行いました。
参加者:平成24年度コア科目受講予定者約60名(博士課程前期1年生)、TA8名、教職員15名。
【実施内容】
・コア科目の目的と意義について(RMプログラム代表 布川弘先生)
・各講義の特色と予定(各講義の代表:長田浩彰先生・久我ゆかり先生・匹田篤先生・布川弘先生)
・全体スケジュールの確認・履修登録の注意・受講上の注意
・グループワークへの関わり方について(講義)(岩永誠先生)

ガイダンスの様子

全体の様子


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