平成27年度活動報告

平成27年度学生独自プロジェクト成果報告会開催

日時:2016年3月14日(月)13時~14時30分
場所:総合科学研究科J306

平成27年度採択の5つのプロジェクトの成果報告会を開催しました。
異分野混合プロジェクトだからこそ得られた結果も多く、質疑応答も大変活発に行なわれました。

発表内容(発表10分+質疑応答5分程度)

発表順 プロジェクト名 プロジェクトメンバー
筋疲労時におけるNa+/K+ATPaseの機能低下の要因-S-glutathionylationに着目して- 渡邊大輝(代表者)、竹本梨紗
MRIが明らかにするメチル水銀神経影響と行動異常の関連 高橋亮平(代表者)、平野勝俊
新規視床下部小タンパク質による肥満発症メカニズムの解明 鹿野健史朗(代表者)、松浦大智、加藤正暉、石川亮
瀬戸内海の水資源と学び観光 谷綺音(代表者)、白佳卉、許雅琦
持続的なグリーン・ツーリズムの現状と展望方向-九州における観光事業を従業している供給サイドを中心に- 魏新宇(代表者)、スイ・アケン、徐徐、梅莉麗

発表会の様子

戸田RM運営委員会委員長による開催のあいさつ
発表会の様子1
発表会後に全員で記念撮影

平成28年度の学生独自プロジェクトの募集は、2016年4月に入ってすぐに開始します。募集締切りが、例年とは異なり、5月末に変更していますのでお気をつけください。
本格的に共同プロジェクト研究に取り組みたい&これから共同プロジェクト研究に着手してみたいという意欲をもった学生は、ぜひ応募要項をご確認のうえ、積極的にご応募ください。たくさんの応募、お待ちしております!

山田実先生講演会「サルコペニアの 予防・改善」を実施

日時:2015年12月4日(金)14時35分~16時05分
場所:総合科学研究科第1会議室

本講演会は筑波大学大学院より山田実准教授をお招きし,「サルコペニアの予防・改善」というテーマでご講演いただきました.高齢化率の推移が世界でも著しい我が国において,高齢者が抱える問題に対する介入方法を検討する必要性は非常に大きいと考えられます.なかでも,加齢に伴う骨格筋の現象であるフレイルは転倒や骨折,移動量の減少や死亡につながることから,様々な介入実験やメカニズムの検討がなされてきたことを山田先生にご紹介いただきました.また,山田先生が実施されている「遠隔監視型郵送式サルコペニア予防介入」という活動についても紹介していただき,フレイルに関する研究と実践が密に連携できている状況があるということも学ぶことができました.ご多忙の中,はるばる広島までお越しいただき素晴らしいご講演をしてくださった山田先生に厚く御礼申し上げます.また,スポーツ科学若手研究会の講演会実施事業に多大なるお力添えをしてくださった文理融合型リサーチマネージャー養成プログラムの皆様にも,重ねて御礼申し上げます.参加者約20名。報告者:来間千晶(総合科学研究科・身体運動科学研究領域M2)

講演会中の様子1
講演会中の様子2

山田晃三氏講演会「広島のこころとデザイン-産業から環境のデザイン、そして生命のデザインへ-」を実施

日時:2015年11月18日(水)14時35分~16時05分
場所:総合科学研究科K203講義室

(株)GKデザイン機構代表取締役社長である山田晃三氏を招聘し講演会を開催しました。

山田さんは、GKデザイン総研広島に勤務されていた時に、広島市における主要な交通手段の一つ「アストラムライン」など数多くの都市デザインに携わってこられました。例えば、アストラムラインのデザインと聞くと、「あの黄色の車両をデザインをされたのだな」で終わってしまうかもしれませんが、山田さん達デザイナーの仕事は単に車両のデザインだけに終わりません。車内・車外を問わず、利用者にとって分かりやすい&利用しやすい案内表示やデザインはもちろん、色の選定もなぜその色なのかという意味を突き詰め、駅に置くゴミ箱ひとつのデザインから車両が日々走る風景との兼ね合いも含め、トータルでデザインという仕事をするというお話でした。利用者の一人として、細部まで考え抜かれてデザインされているとは全く考えもしませんでした。

講演会では、デザインという仕事の奥深さだけでなく、仕事に対する姿勢や真摯さ、この世界や生に対する暖かい視点、山田さんの思想や生き方などが詰まっており、大変感銘を受けました。山田さんのような存在(大人)がいるということや、この世界には物語がある素晴らしいデザイン作品があるということ、それらを生み出す真摯な人たちがいるということを知るということは、これから社会に出て行く学生にとって大変刺激的でよい機会になったことだろうと思います。

「この世界にあるモノの開発には、それぞれに物語がある」。広島には景観も含めてデザインされたものがたくさんあり、それらは時間を経ても魅力を放っています。単にそこにあるものではなく、自分から接近しもっと観察したい&物語を知りたいと思いました。今後、街に出かける楽しみが増えました。

参加者約40名。

講演会中の様子1
講演会中の様子2

高橋徳先生講演会「愛の生理学-オキシトシンと愛-」を実施

日時:2015年10月28日(水)16時20分~17時50分
場所:総合科学研究科J306講義室

高橋徳先生(ウィスコンシン大学医学部教授、統合医療クリニック高橋医院院長)をお招きして、講演会「愛の生理学 -オキシトシンと愛-」を開催しました。信頼関係や愛情関係の構築に関わるホルモン「オキシトシン」について、これまでの研究や実験データをもとにお話していただきました。時折ユーモアをはさまれつつ、専門以外の者にとっても分かりやすく説明していただきました。

オキシトシンは外部投与も可能ですが、外部投与を続けると内因性オキシトシンを減弱させてしまうそうです。また、オキシトシン分泌には2つの経路(トップダウン系とボトムアップ系)があり、五感への刺激・心身療法(ヨガ・禅・太極拳)・鍼・人との積極的な交流などによって分泌が促進されるとのことでした。今回の講演会では、生命科学・生理学の領域にとどまらず、オキシトシンに関して宗教的な引用や考察もされていました。高橋橋先生に講演後にお尋ねしたところ、20代のころから宗教に関心をお持ちだったとの事でした。 質疑応答の時間では、参加者のそれぞれの専門や立場からのオキシトシンに関する質問が相次ぎ、活発な討論が行われました。多くの方のご参加ありがとうございました。
高橋徳先生、ご多忙の中、貴重なご講演をしていただき誠にありがとうございました。
参加者約40名。

講演会中の様子1
講演会中の様子2

コア科目ワークショップ(合同発表会)を実施

日時:2015年7月22日(水)14時30分~18時10分
場所:総合科学研究科第1会議室

日時:2015年7月29日(水)14時30分~18時00分
場所:総合科学研究科第1会議室

4つのコア科目( 「現代リスク論」 「総合情報論」「創造と想像」「文明と環境」)の合同発表会を行いました。全12グループが発表を行いました。各グループの発表に対して質疑応答が活発に行われました。
■現代リスク論テーマ一覧(3グループ)
・スマートフォン依存と注意力の関連-”そこにある”ことの影響に注目して-
・流行ダイエットに潜むリスクとそのリスク回避の検討-朝バナナダイエットを例に-
・自動運転技術とリスク
■総合情報論テーマ一覧(3グループ)
・どれを買ったらいいかわからない-情報過多社会の消費者-
・日中のSNSを用いた購買プロセス比較分析-twitterとweibo-
・現代日本の情報格差を定義する
■創造と想像テーマ一覧(3グループ)
・居場所のソウゾウ
・日本人のライフスタイルを創造する-結婚の現状から-
・東広島におけるサクセスフルエイジングを想像/創造するために
■文明と環境テーマ一覧(3グループ)
・観光地環境保護の第一歩:ごみ問題-鳳凰古城を例として-
・富士山の文化・経済・環境から よりよい観光を考える
・東京オリンピック開催によるインパクトを予測する

発表会の様子1
発表会の様子2
発表会の様子3
発表会の様子4

コア科目TAファシリテーション研修を実施

日時:2015年4月18日(土)~4月19日(日)
場所:グリーンピアせとうち

■実施内容
参加者:学生5名(D学生:4名、M2:5名)、引率教員2名(堀江、河崎)
平成27年度のコア科目TAを対象に実技研修としてファシリテーション研修を実施しました。今年は「コア科目におけるTAの役割とは何か」をテーマに、参加したTA全員にファシリテーター役(以下、FAと表記)を実際に経験してもらい、 ファシリテーションの「進行役facilitator」に必要なスキルを学びました。  
■実施スケジュール
1日目(4/18 土曜日)
9:00 総科玄関前集合、マイクロバスで研修施設へ移動
9:40~10:30 自己紹介/アイスブレイク(FA:堀江)、3人1組コーチング
10:30~12:30 セッション1(FA:堀江、学生1名)
(昼食・昼休憩)
13:30~15:30 セッション2(FA:学生2名)
16:00~18:00 セッション3 (FA:学生2名, FA堀江) 
(夕食)
20:00~21:00 セッション4 (FA堀江)
2日目(4/19 日曜日)
(朝食)
 9:00~11:00 セッション5 (FA:学生2名) 
 11:00~12:00 ふりかえり/まとめ (FA:堀江)
 12:15 マイクロバスで帰学
 13:00 大学着、解散

研修会の様子1
研修会の様子2
研修会の様子3
研修会の様子4

コア科目ガイダンスを実施

日時:2015年4月8日(水)14時35分~16時
場所:総合科学研究科第1会議室

平成27年度コア科目受講生(約80名)を対象に、4科目合同でガイダンスを実施しました。今年度から事前に受講希望2つを書いてもらい、それをもとにクラス分けをしています(各コア科目3グループ編成)。クラス分けの結果をまだ確認していない方は、必ず「もみじ」で確認しておいてください。来週は休講で、4/22から講義が開始します。
■実施内容
2015年4月8日(水)14時35分~16時
14:35~14:50 コア科目の目的と意義について(岩永誠先生)
14:50~15:00 各クラス担当教員紹介
15:00~15:10 全体のスケジュールの説明、調査票について
15:10~15:20 休憩10分(調査票の記入&提出)
15:20~16:00 グループワークへの関わり方について(河崎)
■平成27年度コア科目担当教員
【現代リスク論】 船瀬広三、 河本尚枝 、磨井祥夫
【総合情報論】 隅谷孝洋、斎藤祐美子、橋原孝博
【創造と想像】 的場いづみ、田口健、浴野稔一
【文明と環境】 田中暁、開發一郎、町田宗鳳
■講義室
【現代リスク論】 K315
【総合情報論】 K306
【創造と想像】 K307
【文明と環境】 K313


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