家ごもり教養課程ブックガイド その3 ビジネスからスポーツまで

ブックガイドの第三弾は仕事や生活を豊かにする知識と情報です。

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料理・レシピ

『NHK出版 からだのための食材大全』

『NHK出版 からだのための食材大全』 池上 文雄、加藤 光敏、河野 博、三浦 理代、山本 謙治 NHK出版

内容:
「NHKきょうの料理」テキスト創刊60周年記念出版。食材&栄養素情報1000種類以上を収載!食べているもののことをきちんと知りたい人のための「栄養」と「健康」にフォーカスした食材事典の決定版!

おススメコメント:
ただの食材事典と侮ることなかれ。食品成分表や栄養成分解説のみならず、美味しさの見分け方や効果的な食べ合わせも紹介されており、1日3ページ読んでも3ヶ月以上かかるという読み応え十分な一冊。「アナタの知らない食材の世界」をぜひ楽しんでください。(林貴子 2016年教育学部卒)

『和食はなぜ美味しい―日本列島の贈りもの』

『和食はなぜ美味しい―日本列島の贈りもの』 巽 好幸 岩波書店

内容:
おでん、ブリしゃぶ、松茸の土瓶蒸し…。出汁文化はどうして生まれた?ボタンエビに桜鯛、筍、鱧、鮪、鰻…。四季折々の味覚を楽しめるわけは?どんな日本酒、焼酎、ワインが合うのでしょう。わたしたち日本人は、地震や火山噴火などのとてつもない試練を日本列島から与えられてきました。そして、これからも与えられ続ける運命にあります。しかし同時に、数えきれないほどの恩恵も授かっています。その一つが「和の食」といえるでしょう。「食べものって、その背景にある自然の営みを知ると、ずっと深く味わえるのね!」マグマ学者(著者)と一二カ月の食べ歩きをした姪御さんもいっています。あなたもさあ、一風変わったグルメ散歩をご一緒にどうぞ。

おススメコメント:
タイトルに惹かれて(料理本だと思って)借りたところ、目に飛び込むのは地形・地質の図やデータ。マグマ学者がグルメ本を出すとこんな内容になるのか!と、新たな視点から食を楽しむことができる一冊。読んだ後の「いただきます」に深みがでます。(林貴子 2016年教育学部卒)

『植物図鑑』

『植物図鑑』 有川 浩 角川書店(角川グループパブリッシング)

内容:
ある日、道ばたに落ちていた彼。「お嬢さん、よかったら俺を拾ってくれませんか?咬みません。躾のできたよい子です」「―あらやだ。けっこういい男」楽しくて美味しい道草が、やがて二人の恋になる―。書き下ろし番外編に加え、イツキ特製“道草料理レシピ”も掲載。

おススメコメント:
私の好みを申し上げていいのであれば、「毎日俺の味噌汁を作ってくれ」よりも「俺が生活費の管理をする以上、そんな自堕落な食生活は許可しません」な男性にときめく訳で…。折角の家ごもりですから、野に育つ草花が織りなす王道のラブコメにキュンキュンしましょう。(林貴子 2016年教育学部卒)

『あつあつを召し上がれ』

『あつあつを召し上がれ』 小川 糸 新潮社

内容:
一緒にご飯を食べる、その時間さえあれば、悲しいことも乗り越えられる―幸福な食卓、運命の料理とのふいの出会いを描き、深い感動を誘う、7つの物語。

おススメコメント:
「食堂かたつむり」を生み出した小川糸さんの短編集。どの作品も死や別れに触れる(又はそれを連想させる描写がある)のですが、冷たい悲しさを読者に残さないのが小川マジック。そこにあるのは、湯気たてる食卓が運ぶ、柔らかで素敵な記憶です。こんな時だからこそ読んでほしい、優しく五感を刺激する一冊。(林貴子 2016年教育学部卒)

ビジネス・経済

『考える技術・書く技術』

『考える技術・書く技術』 バーバラ・ミント ダイヤモンド社

内容:
マッキンゼーをはじめ、世界の主要コンサルティング会社、さらにペプシコ、オリベッティ、AT&Tシステム、ユニリーバなどでライティングのコースを教えているバーバラ・ミントが、コミュニケーション力を高める文章の書き方を紹介。

おススメコメント:
マッキンゼーのコンサルタントが書いた"考える"ための指南書。企画系の職種では必読書に指定されているレベルの良書。この機会に「考える力」を身につけたい人なら老若男女関わらずおすすめします。(新田祐也 理学研究科2008年修了)

『最高の戦略教科書 孫子』

『最高の戦略教科書 孫子』 守屋 淳 日本経済新聞出版

内容:
二千五百年ものあいだ偉人たちに読み継がれ、いまなお絶大な影響力を誇る名著を、1部『孫子』は何が言いたいのか、2部『孫子』は現代でも活用可能なのかの二部に分け、身になるステップを追っていく。

おススメコメント:
孫子(いわゆる孫子の兵法)は古来多くの軍事専門家やビジネスマンに読まれてきました。彼は「戦わずして勝つ」ことこそが最高の勝利であると述べており、戦う前に勝利のための環境を整えることが大切だと述べています。すべての人たちの生き方に参考になると思います。今回は守屋淳氏の著書をご紹介します。(江本知正 1978年理学研究科修了)

『ひらめきはカオスから生まれる』

『ひらめきはカオスから生まれる』 オリ・ブラフマン、ジューダ・ポラック 日経BP

内容:
“机が汚い人のほうがクリエイティブ”なのはなぜ?自由時間(余白)と、よそ者(異分子)から、ひらめき(セレンディピティ)が生まれる!

おススメコメント:
「机が汚い人のほうがクリエイティブ」この言葉を信じて購入しました。セレンディピティを必然にするために必要な要素を実例と脳科学の両面で記述してあります。著内のカギとなる行動は、クリエイティブとかいうよりも人生にとって大切な事じゃないかと感じます。専門的な知識は不要の読みやすい一冊です。(匿名希望 1996年理学研究科修了)

『ネクスト・ソサエティ』

『ネクスト・ソサエティ』 P.F.ドラッカー著 上田惇生訳 ダイヤモンド社

内容:
『断絶の時代』から三五年。ふたたび世界は大きく変貌を遂げようとしている。これまでは経済が社会を動かす原動力だったが、これからは社会の変化が経済を大きく変える。本書は、そうした変化によってどんな時代がやってくるのか、その様相を描いたものである。

おススメコメント:
経営学の父、ドラッカー最晩年の著書。執筆は四半世紀も前だが、ネット社会の構造、知識社会の到来を見事に描いてみせて、その正確さは恐ろしくなるほど。まだ見ぬ「ネクストソサエティ」像として、資本主義社会の終焉(というか株主含めた資本家の役割低下)と、社会問題の解決するNPOの隆盛が示されている。(千野信浩 総合科学部1985年卒)

スポーツ・アウトドア

『機動破壊 健大高崎 勝つための走塁・盗塁93の秘策』

『機動破壊 健大高崎 勝つための走塁・盗塁93の秘策』 田尻賢誉 竹書房

内容:
12年選抜ベスト4! 16盗塁! 14年夏ベスト8! 26盗塁! なぜ、そこまで走れるのか!? 4年間で甲子園に3度出場し10戦7勝! 高校野球界に震撼を与え続ける、驚異の機動力野球の全貌が明らかに!

おススメコメント:
あらかじめ申し上げておきますがこれは教養本ではありません。野球の戦術書です笑
広大硬式野球部が35年ぶりに全日本大学野球選手権大会に出場できたのはこの本のお陰と言っても過言ではありません。
広島六大学リーグ唯一の国公立大である我々がリーグ優勝するためには、どこで他大学に差をつけられるか、そこを考えた際に目をつけたのは走塁でした。(谷田貝僚 2019年経済学部卒、元広大硬式野球部2番レフト、35年ぶり全日本大学野球選手権大会出場)

科学・テクノロジー

『科学者はなぜ神を信じるのか コペルニクスからホーキングまで』

『科学者はなぜ神を信じるのか コペルニクスからホーキングまで』 三田 一郎 講談社

内容:
アインシュタインは熱烈な「宗教家」だった。カトリック教会は「ビッグバン」を歓迎した。「天地創造」をめぐる科学者たちの葛藤が現代の宇宙論を生み出した!

おススメコメント:
中学の歴史、高校~大学で学習した科学者やその功績のオンパレードで懐かしさも(ちょっとだけ「講義の風景」を思い出しました)。一方、その偉人達がデータと理論を積みあげて明らかにした自然法則と、今までの宗教的視点とどう折り合いをつけていったのか。ブルーバックスなので読みやすいと思います。(匿名希望 1996年理学研究科修了)

健康・子育て

『夫は犬だと思えばいい。』

『夫は犬だと思えばいい。』 高濱正伸 集英社

内容:
ためしに「夫を犬だ」と思ってみて下さい。ご飯のとき、真っ先にパパにおいしいものを出してあげる。ほとんどそれだけで喜んで忠誠を誓うのですからラクなものでしょう?
子育てに悩み続けるママを救うために。家庭で居場所がなくなったパパの誇りを取り戻すために。超人気塾のカリスマ先生が教える最強の子育てバイブル!

おススメコメント:
本書では「妻は●●だと思えばいい」(●●には適当に動物を入れる)とも。要するにお互いを人間だと思うから諍いが起こるわけで、動物として付き合いなさいという教えの夫婦論。人気学習塾を創設し、運営してきた20年余の間に、子どもを通して数多くの夫婦と交流してきた著者。その膨大な経験から、夫婦がなぜ分かり合えないのかを解説する。パパにもママにも、ぐさりぎくりとくる指摘が満載。(千野信浩 総合科学部1985年卒)

※作品の内容は amazon サイトより引用

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