役にたったぞ 家事育児グッズ

育児超初期から約10年経過した現在まで、「ほんま役にたったわあ、ありがとう」と心からお礼を伝えたい家事育児グッズをご紹介します。

バスローブ

首がすわる前の新生児期、役にたった圧倒的1位、それはバスローブ。

今家にいるのは、自分と新生児だけとしよう。この状況で、自分もお風呂に入りつつあかちゃんをお風呂に入れるのは、なかなか壮絶だ。そもそも一体、誰からどうやってお風呂に入るのか?どういう手順で何をどうすればいいのか?

私は、脱衣所にバウンサーを置いて我が子を座らせ、お風呂のドアは半開きにして、子どもから見えるようにしておきつつ、まずは秒速で自分の頭と体を洗った。ドアを閉めてしまうと、「お母さんがいない」と泣き出してしまうので、冬場でも寒さに耐えつつ、半開きのドア越しに絶えず子どもに声をかけながら、頭と体を洗った。まず湯船につかって温まる、という選択肢は、はっきりいって、ない。

その後、自分は濡れたままの状態で子どもの服を脱がせて抱き上げ、決して転ばないように細心の注意を払いながら一緒にお風呂につかった。

つかのまの湯船を楽しんだ後は、子どもの体を手早く洗っておしまい。あまり長くつかっていると赤ちゃんがのぼせてしまうので、いずれにしても温まっている場合ではない。

さあ、お風呂からあがるぞ、となるのだが、子どもは首も腰もすわっていないので、両手とも離すことができない。

あれ、これどうすんの?と思いつつ、足ふきマットの上でブルブルっと犬のように水気をふるい落とし、しずくを垂らしながら、寝室のベッドの上にあらかじめ用意しておいたバスタオルに子どもを着地させ、大慌てで体を拭いてやる。体を拭いたら、おむつをはかせる。ここでのんびりしていようものなら、おしっこが容赦なく飛んでくるので、とにかく先を急ぐ。それから服を着せてやらなければならない。

さて、ここまでで、私に体を拭く暇があったでしょうか。答えは「ない」だ。正確には「気が付いた時には乾いていた」だ。

ここで、バスローブの登場だ。

お風呂上りに子どもを連れて行く場所に、あらかじめバスローブをセットしておく。子どもを着地させたらすぐにバスローブを羽織ればよいのだ。バスローブなら、2秒もあれば羽織ることができる。赤ちゃんのお世話をしている間、お母さんの体をやさしく包み込み、水気を吸い取ってくれる。ボロボロになって育児に追われている自分をケアしてくれるバスローブを、愛おしくすら感じる。私の場合いただきもののバスローブで、「バスローブなんて、ハリウッド女優じゃあるまいし」と、使う前はやや抵抗があったが、すぐに手放せない存在になった。

結局、子供たちが自分でパジャマを着ることができるようになるまで、随分長い間お世話になった。バスローブのまま、布団で寝てしまったことも、何度もあった。疲れていたんだなあ、きっと。

もっとも、首すわり前から子どもの首に装着して湯船に入れることができる、浮き輪のような「スイマーバ」があれば、もう少し余裕のあるお風呂上り時間を過ごせたのかもしれないと思うので、ぜひそちらの利用もおススメしたい。利用した方からは、すこぶる評判のよい商品のようだ。

靴用洗濯機

子どもたちが通っていた保育園では、月曜日に上履き1足と外履き1足を持参し、金曜日に持ち帰ることになっていた。
外履きは、目を疑いたくなる量の砂をふるい落とし、パンパンと汚れを払えば、毎週洗わなくても、まあなんとかなる(というお母さんが多数いて安心して過ごしていた)。
問題は、上履き。たわし片手に、いくらウタマロに頑張ってもらっても、力を込めただけの汚れが落ちている実感がなく、ほとんど徒労感だけが残る。

さらに小学校にあがり、学童に入るとなると、金曜日に学校用と学童用、2足の上履きが子どもと一緒に帰ってくる。きょうだいがいれば、人数分の数だ。「持って帰るの忘れた!」と子どもが言おうものなら「よくやった!えらいぞ!」とほめてやりたくなる。

ここで、靴用洗濯機が大活躍してくれる。

我が家では、普段は廊下の隅あたりに隠し置いてあり、上履きを洗う時だけ、お風呂場に移動させて使っている。洗濯機に上履きをぶち込み、シャワーでお湯を入れて洗剤を投入し、スイッチオン。これだけで洗いあがってくれる。

たわしでこすっても落ちない黒ずんだ汚れが、白くきれいに落ちてくれ、仕上がりにも満足している。「お家の人が上履きをきれいに洗ってくれているのね」と先生が思ってくださっていたら、なおうれしい。

なにより、あの、どこに力を入れたらよいのかつかみどころがなく、疲れた割には汚れの落ちない、上履きの手洗いから解放されたことが、うれしくて仕方がない。

1万円程度で販売されているので、毎週の上履き洗いが苦手な方には、ぜひお薦めしたい。

おんぶひも

一人目の姉の子育ての時に、余裕がなさすぎてできなかったこと。それが、おんぶ。おんぶのよさに気づき、弟の幼少期は、ほぼおんぶで育てた。

抱っこひもとして、ハワイ生まれのエルゴベビーを愛用していたが、一旦前で抱っこして、くるっと後ろに回せば、楽におんぶすることができた。

子どもが眠さでぐずぐずし始めたら、おんぶの出番。両手と体の前方がフリーになるので、お皿洗いや洗濯物、ご飯づくりなど、大抵の家事はおんぶのままこなすことができる。そろそろ重さで肩がつらくなってきたなあという頃には、子どもが熟睡していることも多い。そっと布団におろしても、背中についているという魔の「背中スイッチ」がオンにならず、そのまま寝てくれることも多かった。万一起きてしまっても、背中である程度寝ているので、ぐずぐずは大抵おさまっている。

姉の時は、「さあ、昼寝をさせるぞ」と気合を入れて添い寝をし、「寝たかな?」と思うタイミングで立ち去ると起きてしまう、という魔のスパイラルに参ったものだった。多分、気合が入りすぎていたんだろうな。

背中に我が子のぬくもりを感じるのも、幸せなひととき。

食洗機

立ったまま食事をすませる、洗濯物をたたむ時間はどこにもない、朝から椅子に座った記憶がないまま気がついたら夕方だった、、、。子育てあるあるだ。
食べ終えた食器を洗う時間も気力もなく、前日の夕食時の食器が山積みのシンクを目の前に、やや呆然として迎えた朝も、数えきれない。

当時住んでいた、掘り出し物の新築戸建て賃貸物件は、人口大理石でピカピカのキッチンだったが、食洗器は備え付けられていなかった。

夕方二人の子供を保育園に迎えにいき、帰宅したら荷物をやや放り投げたまま大急ぎで晩御飯を作り、片付けが済んだら子どもの洋服など明日の登園準備。みんなでお風呂に入って絵本を読み聞かせて一緒に寝る。までを21時までになんとかしたかった。

家事の時間を5分でも短縮するため、どうしても食洗機の力を借りたくなったが、構造上取り付けができず、蛇口ごと取り換える必要があることが分かった。

挙句、そもそもどのような空間で家族の時間を過ごしたいのか、という壮大な家族会議になり、それを実現するために、自分たちの家を持つに至った。

というわけで、食洗機をきっかけに、家を建てることになったのだった。キッチンには、ビルトインタイプの食洗機を導入した。

忙しい朝の時間帯でも、食べ終えたお皿を放り込んでおけば、帰宅したころには洗いあがって少しホカホカしたお皿を、夕食用に使うことができる。夕食の準備を、朝ごはんのお皿洗いからスタートしなくてもすむのだ。

少し時間に余裕ができたら、子どもの話をゆっくり聞いてやったり、宿題をみてやることもできるかもしれない。

(パンジー田中 大学勤務 1998年文学部卒)

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