【お弁当が二ついるってどういうことですか】きょうの育児的 夏休み特集 Vol.2

1学期の終業式の足音が近づいてくると、カレンダーに入力してある「給食最終日」の文字に気づかなかったことにしたい。夏休み期間の学童持参用に、恐怖のお弁当作りが待っているから。

そしてなんとなく、学童を卒所すればお弁当作りから解放されるような錯覚に陥るが、誰にでもお昼ご飯の時間はやってくるわけで、きっと子供たちが家にいるかぎり、お昼ご飯と向き合い続けるのだろう。

うちの子供たちは小4と中1となり、学童通いも終了してしまったが、終業式の日からすでにお弁当作りが始まっていた。そんなある日、中1の娘から衝撃の発言。

「塾用にお弁当がいる」

え、お昼と夜用に、お弁当が二ついるってことですか。それって、どういうことですか。お弁当箱もう一つ買わなきゃでしょうか。

娘が通っている学習塾の夏期講習は、17:30~21:50まで。どうも19時ごろ長めの休憩時間があり、お弁当を食べるということらしい(そもそも中学生が22時過ぎに帰宅することにも驚いた)。

ああ、こんなことなら、娘が一人で料理を作れるように育てておけばよかったのでしょうか。お昼ご飯ぐらい、一人で作れるようにしておくべきだったのでしょうか。毎日カップラーメンってわけにはいかないし、家庭科で習ったからといって、とてもじゃないけど急に冷蔵庫にあるもので料理できるわけないですよね。

さて、これからどうしたらよいのでしょうか。私はどうやってこのご飯問題を乗り切ればよいのでしょうか。誰か助けてー!

と思っていたところ、娘から「明日からおむすびでいいわ」とのことで、ほっと胸をなでおろした。そして、娘の愛する梅干しのおむすびを毎日せっせと握り、なんとかここまで乗り切ってきた。

それにしても夏休みのご飯問題、毎年切実です。

(パンジー田中 大学勤務 1998年文学部卒)

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