大好き、からはじめる突破力

「大好き、からはじめる突破力」

僕は、何かしらの面接のときや、あるいは何かスピーチをしてくれと頼まれたときに、まず「○○が大好きです」ということから考えるようにしている。

「このTBSという会社が大好きです」とか「私はドラマが大好きです」とか。

就職活動中、特に面接やスピーチとかの場合、その内容を重視する面接官が会社側に何人いるだろうか。
少なくとも、僕が面接官なら内容(の質)なんて評価しない。
しゃべり方だとか、話の構成であったりとか(ちゃんとオチがついているか)、そもそもなんでもいいから面白いか、というその人の突破力だけを見る。

突破力のある人は、どんな仕事でもたいてい独創的で面白い結果を出すものだ。
学者だろうが、メーカーだろうが、銀行家だろうが、弁護士だろうが、なんなら農業、漁業の一次産業ですら、突破力のある人が結果を出すと思っている。

突破力を示すのに、この「○○が大好きです」は効果的だ。
ここをベースに、話が盛り上がればいいと思っている。
ポジティブな面から入れば、言う方も聞く方も双方に嫌な気持ちにならないし、少し抜けた感じで、親近感もわく。そして強烈に聞き手の耳に残る。愚直ゆえに。

ちょっと安っぽいとか、直球すぎるとか、アザトイなコイツ、と思われるかもしれないが、まあもし思われたら、それは個人のキャラに起因するものだろう。そこは裏腹だが、突破力に自信がある場合にはぜひ使ってみていただきたい。

「働くこと」、「働いている自分から見た学生時代の自分」のお題に対して、突破力というのは自分なりのキーワードだ。

突破力以外に、もはやAIロボットに勝てる要素があるだろうか。これからの新人は、社会的な人間秩序に加えてAIの脅威にも備えなければならない。人間固有の突破力を身に着けておかなければ、職を手にすることが不可能な時代になってしまった。

「働くこと」とはそういうことで、「働いている自分から見た学生時代の自分」に対しては、「突破力だけ考えた学生時代だったな」、というふうに答えようと思う。

(ナガタ 株式会社東京放送ホールディングス 放送局員 工学研究科2009年修了)

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