大学生活に言い訳を作らない

はじめに

昼夜を問わず白球と向き合っていた学生生活から約一年半が過ぎようとしています。毎日ボールを投げ、バットを振っていたその手には多くのメモを取るためにボールペンが握られています。2年目を迎えた私は日々PCと向かい合い、代理店の方と向き合っています。

今まで、この就活道場において、多くの先輩方から学生の皆様に向けて有益なお話をしていただいております。
私からは学生の皆様に近い目線で「働いてる自分から見た学生時代の自分」「働くこと」をテーマにお話をしようと思います。しばしお付き合いください。

大学生活に言い訳を作らない

私の学生時代を簡単に紹介いたしますと、経済学部卒、硬式野球部に所属し大学4年の6月に引退。就職活動は大学3年の6月から始めました。現在は都内の金融機関で働いております。

冒頭に申し上げましたように、学生時代は生活の9割を野球に捧げていました。就活が忙しくなってくる大学4年の4~5月も春季リーグ戦があった為、日中に試合、夕方に面談(と言う名の面接)そんな日程を何回も経験しました。その中で当時私が特に意識していたのは

「野球を言い訳にしない。就活を言い訳にしない」

ということでした。いわゆる文武両道みたいなものでしょうか。今振り返ると相当タフなスケジュールでしたが、バランス感覚を持って取り組んでいた気がします。

優秀な広大生の皆さんは、就活、ゼミ、部活、サークル、アルバイトなどの多くの活動を同時並行的に取り組んでいることかと思います。これこそが学生時代にしか出来ないことであり、社会人になってからも非常に重要なことだと私は思います。
 
就職活動において、学生時代頑張ったこと(ガクチカ)を聞かれることがよくあります。

難しく考える必要はありません。あなたが広大で過ごした時間をあなたの言葉で語れば良いのです。それがありきたりなものでも構いません。他の人と比べる必要もありません。あなたにしか伝えられない何かを面接官に伝えることが出来ればもう100点満点です。自信を持って自分の学生生活を語りましょう。

(私は面接の際に野球のことを1聞かれれば10答えるような就活生でした。勉強はどうだったかという質問に関しては、部活の疲れもある中寝ないようになんとか集中して講義を受けていました、と正直に話していました)

ここからは2つ目のテーマ「働くこと」について、学生の皆さんより少しだけ早く社会の荒波に放り込まれた私の考えを述べたいと思います。

思い返せば、私は学生時代短期長期含め多くのアルバイトを経験してきました。(コンビニ、ファストフード店、神社のお祭りの裏方、食品工場、鉄道の線路補修etc)
アルバイトでも時給に応じて毎月の給料を頂いておりました。

社会人2年目になった今、学生の頃は全く考えていなかったことが頭に浮かぶようになりました。それは「頂いてる給料に見合うほどの働きをしているのか。給料を上回る働きをしているのか」ということです。

学生の頃は決められた時間内で決められたことをこなせば良いと思っていました。(決して仕事をサボっていた訳ではありません)
これが私の思う学生と社会人の「働くこと」に関する違いです。

偉そうなことを言っていますが、今の私はまだ給料に見合うほどの働きが出来ておりません。日々反省、日々成長を通して、給料を上回る働きができるよう精進して参ります。

さいごに

ここまで長々と私が社会人になって感じたことを書き連ねてしまいました。読みにくかった部分もあるかと思いますがご了承ください。今は東京で働いておりますが、西条で過ごした四年間はかけがえの無いもので、今の私を形作っています。学生の皆様も残された学生生活を悔いのないようお過ごしください。

(ヤタガイ 損保会社勤務 営業 経済学部 2019年卒)

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