東京の企業で働くことを目指す広大3年生へ すでに就活は始まっている

 

 

【東京の企業で働くことを目指す広大3年生へ すでに就活は始まっている】

 
 大学学部生活は折り返し地点を通過し、後半に入りました。残る2年間をどのように暮らすか。漫然と日々を送っている人。そうでない人。とくに就活に関して、希望する仕事に就くことができるかどうか。その可能性に近づくかどうか、差が出るのが3年生の夏です。以下、東京に本社がある企業へ就職を希望している3年生と共に「就活」を考えていきます。

 
 過労が原因で自死した広告代理店社員の問題がありました。「働きがい」という価値観は、他人が評価するものではありません。自分が充実して日々働けることが最高の幸せです。
 

【ライバルは首都圏・近畿圏に】

 
 いま企業は人材不足です。「バブル崩壊後のロストジェネレーション」「リーマンショック直後」に比べて、企業の採用実績は格段に改善しています。就職氷河期に就活を迎えた先輩たちより、好位置から就活を開始できるという恵まれた状況下にあるのは事実です。たまたまの巡り合わせで2021年春の就職を目指すことになります。広く構えつつも狙う職種は的確にとらえる就活ができるはずです。

 
 旧帝大はさておき、広島大、筑波大、千葉大、神戸大、金沢大、岡山大、熊本大といった地方国立大学は、とくに呼び名はありませんが、企業採用担当者はほぼ同じグループと思っているフシがあります。ここに挙げた地方国立大の学生は優秀です。官僚、医師、弁護士、教員、地方公務員、一部上場企業……どこにでも卒業生はいます。しかし、だから自分も「希望する職種へ入社できる」というわけにはいきません。地方にいると見えにくい現実があります。

 
 早慶上理、GMARCH、関関同立、成成明学、日東駒専、産近甲龍、大東亜帝国。大学をグループでくくるときの呼び名の一例です。

 
 この首都圏、近畿圏の私大群は、より多くの学生を「有名かつ学生から人気のある企業」に送り込むために努力をしています。有名企業の採用実績が大学の偏差値を押し上げます。少子化の進む中、良い学生を入学させて、さらに多くの学生を有名企業に送り出すことが、安定した大学経営につながります。

 
 経団連と企業との就活ルールは変化し続けています。そんな中で、企業の採用担当者は、より良い学生が確実に入社してくれるようにあの手この手を使います。3年生のインターンを夏から実施する企業が数多くあります。「インターンと採用とは直結していない」というのが多くの企業の見解ですが、目の前に欲しい学生がいるのに企業側は見逃すはずがありません。
 

【エントリーシートを書いてみよう】

 
 企業側へ自分の大学の学生をインターンに受け入れてもらうために、内外から講師を招いてエントリーシートの書き方を指導している私大が少なくありません。人気企業にはインターン希望者が相次ぎ、実施人数の10倍以上ということがあります。インターンに選ばれるには、エントリーシートの出来不出来が大きく左右します。

 
 広大在学中の3年生のみなさん。首都圏や近畿圏で今、エントリーシートで自己アピールする訓練をしているライバルよりも、優れたエントリーシートを書く自信がありますか。すでに就活塾や就活予備校へ通っている学生もいます。選考に残るエントリーシートを書く自信がない人は、授業、クラブ活動、アルバイトの合間を縫って、ぜひエントリーシートを書き始めてください。

 
 エントリーシートには「志望動機」「学んでいる自分の専門分野」「趣味・特技」「学業以外での実績」「入社後に働きたい内容」といった多岐にわたる項目があります。まだ、間に合います。冒頭に戻りますが、漫然と日々を過ごしていませんか。漫然と日々を過ごしていたらエントリーシートは書けません。エントリーシートに「何を記そうか」と、エピソードが盛りだくさんで困ってしまうくらいの学生生活を送ってほしい。そう願っています。

 
 エントリーシートの書き方に関して相談を受け付けます。連絡は広島大学東京オフィスへ。

 

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