Web面接のトリセツ

自己紹介

広島県出身。2014年生物圏科学研究科卒業。同年、某食品会社に研究職として入社。
約5年働いた後、人材サービス会社に転職。現在はキャリアアドバイザーとして、主にメーカー勤務の技術職や営業職の方々の転職をサポートしています。

Web面接のトリセツ

新型コロナウイルスの影響でWeb面接を実施する企業が増えてきており、「Web面接ってどんな感じなの?なんか怖い・・・。」と身構える方も多いと思います。

基本的にそこまで身構える必要は無く、対面での面接と同じように臨めば問題ないというのが私の意見ですが、逆に油断してしまうとそれが原因でお見送りになります。

例えば、私の担当する転職希望者の方が、過去にWeb面接で以下のような理由でお見送りになっています。

・無精髭があり、清潔感にかける(食品メーカー)
・部屋が散らかっており、自己管理能力が低いと判断した(電機メーカー)
・目線が泳いでおり、カンペを読んでいる可能性がある(食品メーカー)

これらは対面での面接であれば、結果は変わってきたかもしれませんね・・・。

以下の注意点は本当に基本的なことですが、皆さんは是非ともしっかり対策をして臨んでくださいね。

事前準備

Web面接では、事前に準備しておくべきポイントがいくつかあります。
面接直前の準備だとバタバタしてしまうと思うので、前日までには準備しましょう。

1.静かな場所かどうか

マイクが雑音を拾いやすいため、騒音が激しい場合は避けた方が良いでしょう。
例えばカフェなどは想像以上に雑音が入り、落ち着いて面接ができない可能性が高いです。
Web面接は基本的には自宅の個室で行うことをお勧めします。

2.面接途中に邪魔が入る心配がないか

面接の途中で邪魔が入る心配がないかを確認しましょう。
例えば、インターフォンや電話が鳴らないように設定する、窓を閉める、部屋の鍵を閉めるなど、ビデオ通話時に雑音が入らないよう、面接に集中できる準備をしましょう。

3.ビデオの背景に余計なものが映らないか

ビデオの背景に余計なものが映らないかを確認しましょう。
部屋全体が見渡せるアングルではなく、背景が壁紙のみになるような場所を選び、ビデオカメラの位置を設定しましょう。
また、カメラ内に生活感があるものが映らないようにしましょう。

4.カメラの明るさが適切かどうか

顔に影ができると暗い印象を与えてしまい、表情もよく見えません。
顔に照明が当たるように調整し、表情がカメラ越しに伝わるか、面接場所の明るさを確認しましょう。
スマホのライトやスタンドライトなどを活用して下から明るくするなど、事前に調整をしておくと良いです。

5.スマホはOK?

基本はPCを使用することをお勧めしますが、PC内蔵のカメラでは、古い機種だとカメラの性能が低い可能性があります。
カメラの性能が低い場合は、タブレットやスマホでも問題ありません。
PCにカメラやマイクが内蔵されていると思い込んでいて、実は無いことが判明し、面接中に急遽スマホに切り替えたという事例も過去にありました。
スマホやタブレットを使用する場合は、手で持つのではなく、位置を固定しカメラが安定するようにしましょう。
立てかけると途中でずれたり、急に倒れたりする可能性が高いので、スタンドを購入することをお勧めします。

6.マイク付きイヤホンを用意する

マイク付きイヤホンを使用すると、相手の声もよりクリアに聞こえ、自分の声もクリアに伝えることができます。
内蔵マイクでは、周囲の音も拾ってしまうため、聞き手は気が散ってしまい、会話に集中できないだけでなく、はっきりと聞こえなかった部分を聞き直さなければならなくなります。
無線のイヤホンを使用する場合は、電池切れがないかを確認してください。

7.プロフィール写真やアカウント名にご注意を

Web面接で使うアプリケーションなどのプロフィール写真(アイコン)はできれば就活用の証明写真にしましょう。
プライベートの写真やプリクラ、好きなキャラクターのままではマイナス評価につながりかねません。
また、写真だけでなく、アカウント名もあだ名などではなく、本名にしておきましょう。
企業指定の場合は特に設定は必要ありませんが、プライベートで使用するアプリケーションの場合は要注意です。

8.服装について

Web面接だから見えないだろうと、上半身のみスーツ着用していると、ふとした時にボロが出てしまったりします。
対面での面接同様の身だしなみで面接に臨みましょう。

面接中

1.相手の目ではなく、カメラを見て話す

Web面接中は画面上の相手ではなく、カメラを見て話すようにします。
画面上で視線を合わせても、カメラの位置とはずれているため、相手には視線が合っていないように見えるからです。
※過去にカンペを見ていると疑われてしまった事例もありました。
面接中は常に自分がどのように写っているかを意識しましょう。

2.Web面接中のPC操作はNG

面接中はデバイス操作はしないようにしましょう。
メモを取りたい方もいらっしゃるかもしれませんが、マイクはマウスのクリック音やタイピング音も拾ってしまいます。
メモを取りたい場合は、紙とペンを使用しましょう。

3.普段以上に大きな声でゆっくりと

Web面接あるあるで、面接中の声が聞こえにくいというものがあります。
人は自信がないと無意識に声が小さくなってしまうものです。
相手に伝えることを意識して、大きな声で、はっきり、ゆっくりと発音することを心がけましょう。

4.しっかりと相槌を打つ

Web面接では、相手の反応や声が通常の面接よりもわかりにくいため、意識的に「話を熱心に聞いています」
と示す必要があります。
そのために、しっかりと相槌を打ち、「私は真剣に面接に対応しています」とカメラ越しにアピールしましょう。

最後に

色々とWeb面接での注意点を書きましたが、「相手を思いやる気持ち」が大切なのは対面と同じです。
オンラインとはいえ、身だしなみ・ふるまいなども確認をされておりますので、そのあたりのご準備もなさってくださいませ。

(若旦那 オオハラ)

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