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(2018.1制定)
Q.酒癖の悪いパイセンがいます
A.いるいる、どこにでも。普段は常識人でいい人なのに、酒が入ったとたんに攻撃的になったり、ネチネチと絡んできたり、あるいは大胆に異性に迫ったり。
こういうのを「酒癖」と呼んだり、「酒に飲まれた」という表現すること自体が大きな間違いです。
よく考えてみましょう。
酒がヒトに乗り移ったわけじゃないですからね。酔うことによって表向き取り繕っている人格が消えて、本当の人となりが出てしまっているわけで、その人格が歪んでいるに他ならないのです。それを酒のせいにするから、本人も周囲も問題の本質を自覚できなくなるのです。周囲の人間にまだ愛情が残っているのであれば、そこを認識してもらうことが優しさってやつです。
では、酒の場で、そのパイセンが、いつものようにおかしくなり始めたらどうすればいいか。
ニコニコ笑いながら、「もぉ?、先輩、だめですよぉ」などと人間関係に遠慮してやんわりとたしなめても効果はありません。むしろ、「受けてる」などと勘違いして火に油を注ぐことにもなります。
どうせ酒の場だし、本人はうすうす自分の性格を理解しているはずですから、はっきり「止めてください」とたしなめるか、あるいは「帰ってください」と退場を申し渡すことです。多少、きつく言ったことで本人が怒り始めても、同席した人が味方してくれます。
そして二の矢です。次の飲み会には、本人が気づくようにしつつ仲間はずれにします。仲間内の総意として嫌われているってメッセージになるわけで、これは結構堪えるはずです。そこで「おい、俺も呼んでくれよ」などと言ってきたら、最終兵器です。「先輩、あんな酒を飲まれたら、みんなに迷惑ですから遠慮してもらえますか」。しらふの場ではっきりと最終通告です。
これで心を入れ替えなかったら、その人とは金輪際、人間関係を断つしかありません。そんな御仁だから、仲間としても大した損失にはならないでしょう。
なんてことを読んでいて、ぎくっとした人、いませんか。それを酒の上での失敗だと武勇伝にしていませんか?
そんなあなたに、ぜひとも聞いてもらいたいことがあります。
自分で歯止めがきかないのなら、酒なんて止めませんか?
あなたの人生において、酒は必需品なのでしょうか?
先日、58歳の日本航空のパイロットが、前日の酒が残っていたせいで乗務停止となり、それが理由で解雇されました。この年齢のパイロットなら、おそらく年収は3,000万円。60歳まで働く予定だったとしても、最低6,000万円を棒に振ったことになります。彼にとって、前日に飲んだチューハイとワインには6,000万円の価値があったのでしょうか。理解に苦しみます。
飲酒運転の厳罰化で急減しているとはいえ、飲酒運転の死亡事故は200件起きています。もちろん、加害者になったら民事刑事で人生むちゃくちゃになるでしょう。酒を飲むことには、そのリスクを上回る価値があるのでしょうか。
酒飲んだら、電車で寝過ごしたりしますよね。タクシー代で万札が飛びますよ。財布やスマホをなくしたことあるんじゃないですか。
それよりもなによりも、ちょっとしたバーで飲むビール、800円とか1,000円とかしますよね。「おかしのまちおか」で仕入れてきた乾き物に法外な値段付けて押し売りされますよね。普段の生活では100円200円に敏感なはずなのに、なんで酔ったときには1,000円2,000円に無頓着になるんでしょうかね。
アルコールによる健康被害については厚生労働省も警告しています。アルコール依存症だけでなく、肝臓、腎臓、循環器、メタボリックシンドローム、痛風、ガン、うつと自殺、虫歯なんてものまでアルコールの害として指摘されているのです。百薬の長なんて言葉は、税金ほしさにひねり出した国税庁の虚言としか思えません。世界的に撲滅運動が展開されているタバコと、その害は大差ないんじゃないですかね。
酒を別の言葉で表現すれば、ダウナー系のドラッグです。大麻と同じです。その薬物が世界の多くの国では政府公認になっているだけの話で、イスラム社会なら危ないクスリです。
ドラッグであるという認識を持たず、自分がコントロールできる範囲を超えて摂取することで、カネとモノはなくなり、健康と人生をリスクにさらし、プライスレスな人間関係を壊すことになるのです。
酒に無自覚だった自分がバカだと気づきませんか?
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