広大OB田中太郎~リアルを語る~第11弾 「今日、サークルの後輩の女の子に告ろうと思います。でも5連敗中です。」

Q 今日、サークルの後輩の女の子に告ろうと思います。でも5連敗中です。

A あぁ〜痛くて読んでられないね。あなたの弱い心が、この短い問いから透けて見えます。
ひっかかるのは連敗中のあなたが選んだのが後輩ってところです。その子が魅力的であろうが、あなたが後輩を選んだ時点で、恋愛感情に関係ない力関係を持ち込んでいることが見え見えです。
いくら緩い人間関係のサークルであったにしても、後輩ならば上下関係があります。おそらく年齢も下でしょう。そこでアドバンテージを得ておいて、告ればなんとかなる?
アホですな。一生、一人遊びしていなさい。
告白を受け入れるかどうかは、人間的魅力以外の要素はほぼありません。「ほぼ」というのは、あなたがとてつもない金持ちのご子息で、いろんな夢を実現させてくれそうだとか、あるいはカープのエースと親友で、一声かければ飲み会に呼べるとか、そんなレベルの話です。単なる通販会社の創業社長でも、数千億円の資産を持っているなら絶世の美女とロシアにサッカー見に行くことができるようになりますよね。
地方国立大学の貧乏学生に、それはあるはずもない。連敗中ということは、人間的な魅力とか、恋愛に正面から向き合う誠実さとか、異性を惹きつける要素が欠けていることに他なりません。そこに気がつきましょう。
では、どうしたらいいか。いくつかの選択肢があります。

 

1.恋愛とはなにかを真剣に考えてみる。
あなたは恋愛に何を求めているのですか? イケてる女の子を連れて歩く見栄? さびしさを埋める遊び相手? それとも肉体関係? よく考えてみてください。これはすべてあなたの事情に他なりません。それに無条件に付き合ってくれる誰か、そんな天使のような女性がいると思いますか?
恋愛はお互い、です。二人がどんな人生を切り開いていくか、心を満たし合うことができるか、それが愛し合う理由です。
古今東西の小説は、その多くが男と女の愛の形を問うものになっています。定番と言われる恋愛小説を読んでみることです。少女まんがとかも、結構いいですよ。

 

2.女性を知る
あなたほどイケてない人間なら、おそらくは女性とはどんな生き物かということを理解していないでしょう。そこを知ることから始めてみてはいかがでしょうか。
女の子との友だちづきあいを広げるってのが一番いいのですが、前掛かりになっているあなたのことだから、恋愛と友達の線引きが難しいかも知れませんね。
飲み屋でバイトするってのは女性を観察する上でいい機会になります。酔っ払ったら女性の本性があからさまになります。バイトなので、そこを冷徹に観察できるでしょう。女性の本性を知れば、つきあい方も自然に見えてくるものです。

 

3.自分を磨く
あなたが連敗しているってことは、人間的な魅力に欠けていると言わざるを得ません。ならば、自分磨きすることです。
これは簡単です。ひたすら一番を目指すのです。本当に何でもいいんです。学業でも、読んだ本の数でも、マラソンの記録でも、写経の回数でも、カープの試合観戦数でも、モンストでも、自分がのめり込めるものでいいんです。サークルで一番、次に学部で一番、大学で一番、広島で一番、チャレンジする階段は無数にあります。階段を上るたびに、あなたは確実に磨かれます。間違いなくモテ男になっていくことでしょう。

 

4.年上を探す
年上の女性はいいですよ。不思議なもので、女性は一歳でも歳が下であれば男性に対して母性というものが芽生えてきます(ときたま例外がある)。あなたの至らない部分も、「もぅ、しょうがないわねぇ」と受け入れてもらえます。昔から「年上の嫁はカネのわらじを履いてでもさがせ」と言われているのは、姉さん女房は男にとって理想の関係であるからに他なりません。
結婚するかどうかは、先の話です。まずは付き合うことを始め、恋愛とは何かを学ぶことで、あなたの経験値は格段に上がることでしょう。

 

とにかく、今日明日に告るのは止めておきなさい。

(田中太郎)

 

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