帰省しない年末年始の過ごし方

今年は帰省しないことにしましたが、どうやって過ごしたらいいでしょうか。

暮れと盆の帰省ラッシュ、よく考えたらわざわざカネと体力を消耗するためにあるようなものです。

「その時期にしか休みが取れない」仕事のひともいるでしょう。「その時しか親戚や友達が集まれない」って向こうの都合もありますよね。

しかし、飛行機も鉄道もプラチナ化したチケットを手に入れ、超混雑の駅を押し合いへし合い。帰省先でもあれやこれやに引っ張り回されて、休みの筈が苦行の1週間ってことになるのは必定。せめて今年くらいはゆっくりしたいと思うのは、決して間違いではありません。

よほどの用事がないのであれば、東京できっちり休むのも正しい正月の過ごし方なんです。

じゃぁ、帰省組がごっそりいなくなった東京で何をするのか。あなたがそう思ってしまうのなら、まず、その思考を矯正する必要がありそうですね。

基本は、何をしなくてもいいのです。休みなんですから、休みましょう。一度試してみたら分かりますが、正月挟んだ一週間なんて、大掃除してモチ食って初詣に行ったらあっという間ですよ。

それじゃ逆にもったいないという頑固なまでに貧乏性なあなたに、ちょいとした過ごし方のアイデアを。

まず外したくないのは、デパートの初売りです。

例年、元旦から初売りをやるのが西武百貨店です。油断がならないのは開店時間です。客の集まり方をみて通常より早めたりすることがあるので、開店一時間前、9時くらいから店の前に並びましょう。恒例福袋を買うならお薦めはお茶・コーヒーなど腐らない食料品と、普段は安売りが少ない生活雑貨です。経験的に試着ができない服はやめておいた方がいいです。気に入らないものが入っていたら、計算上、定価で買うのと変わらないってことになったりします。

翌日は東武や小田急、東急など鉄道系、そして3日が老舗の三越伊勢丹と3が日は初売りはしご、、、例年はそうだったのですが、百貨店不況のせいか、三越伊勢丹も初売りは2日からになりました。ということで、決戦は2日間です。初詣とセットにすればいいでしょう。

それでも国民的イベントに参加した気分になれることには違いない。品川辺りで観戦すれば、正月らしいイベントになるでしょう。

お一人様向けには、都内各所で開催されるカウントダウンライブがお薦めです。

毎年恒例のジャニーズとか福山雅治とかの大晦日ライブは超プラチナチケットで、発売即完売なのですが、ジャンル問わず都内各所でたくさん開催されていますので、こまめに探してみましょう。

アラフィフにお勧めはNEW YEARS WORLD ROCK FESTIVAL(今年は博品館劇場)で、故・内田裕也が40年以上前に始めた伝説的イベントです。

カウントダウン・オールナイトライブはここから始まりました。それが故の伝説であり、出演者も特別なのです(スタート当時は、今どきの若いもんは大晦日に朝までロックげな、と色物扱いされていたのをよく覚えています)。今年もレジェンド内田の名の下に、シーナ&ロケッツとか頭脳警察とかFLOWER TRAVELLIN'BANDとかカブキロックスとか、涙チョチョギレのメンツが揃っています。

もうひとつのお薦めイベントは落語。

落語業界にとって元日から1月上旬いっぱいは正月初席と呼ぶ特別な興行期間でして、各寄席とも新年の挨拶代わりに大看板が短い話で次々に登場します。ほとんどが枕くらいの噺で終わるので、爆笑の連続です。

映画も王道です。

お好きな作品がなかったら、今年、登場した3面スクリーン、270°視野で没入感抜群の新上映システム、ScreenXをゆったり試す機会にするのもいいかもしれません。

そうだ、今年の新年一般参賀は新天皇最初の年です。新しい時代に万歳しに行くのも、東京ならではの正月の過ごし方といえるでしょう。1月2日9時30分から14時10分、皇居正門から参内します。

そうこうして、あなたがすっかりリフレッシュした1月4日5日に、海外渡航組、帰省Uターン組が疲れた顔して荷物を引きずるように帰ってきます。その姿を目にしたとき、あなたは少し得した気分になるはずです。

「広大東京リアル部」のページには、「広島大学公式ウェブサイト管理・運用指針」に基づき、東京オフィスが以下の基準を満たしていると判断した記事を掲載しております。

<投稿記事のルール(掲載できないもの)>
・個人や大学の誹謗中傷記事
・人権侵害や名誉棄損にかかわるもの
・Hateスピーチ
・品位の劣るもの
・その他常識的に不適切と思われるもの
(2018.1制定)

<お問い合わせ先>
広島大学東京オフィス
TEL:03-6206-7390
E-Mail:tokyo(AT)office.hiroshima-u.ac.jp ※(AT)は半角@に変換して送信してください。


up