インドネシア政府系の9病院と合意書に調印

 インドネシア医療関連共同研究講座の一環としてインドネシア政府の保健省と政府系9病院の関係者が8月9日、広島大学病院を訪れ、医療協力にかかる合意書に調印しました。式にはインドネシアから約30人、広島大学側から約30人が出席しました。

 越智光夫学長の「インドネシアと本学の関係では、昨年5月、広島大学同窓会インドネシア支部を設立し、現在も100人を超える留学生を受け入れています。今回の訪問で医療連携の具体化に向けたスタートを切ることを期待します」とするコメントを田中純子副学長が代読。インドネシア保健省のウィタ・ナーサンティ氏は「新型コロナウイルスの感染爆発をへて将来へのパンデミックへの備えが必要です。国民のヘルスケアの質向上へ広島大学病院と教育や研修を通じた協力がより発展することを願っています」とあいさつしました。田中副学長、工藤美樹病院長と保健相、9病院の代表者が合意書に調印しました。

 この後、9病院がそれぞれ特徴や診療状況などを説明、協力の提案などもありました。広島大学病院側からは13診療科が現状や最新の治療法などを説明、両者の間で意見交換なども盛り上がりました。最後に工藤病院長が「医療分野での協力に関し理解を深め、本プロジェクトが成功することを祈っています」と締めくくりました。


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