学習システム促進研究センター RIDLS

2013年、広島大学は文部科学省の「研究大学強化促進事業」において、研究大学として選定されました。
それを受け、教育学研究科は、世界トップレベルの研究活動を展開するインキュベーション研究拠点として、学習システム促進研究センター(Research Institute for the Development of Leaning Systems, RIDLS)を設置しました。

学習システム促進研究センターの目指すところは、家庭、学校、大学、社会など、あらゆる場で行われている「学習」のシステムを解明し、構築し、促進するとともに、そのシステムを担う人材を育成することです。
数年内には、本拠点をアジアと欧米を結ぶ国際的な「学習」研究センターに作り上げることを目指しています。

本目的を達成するために、RILDSは、基礎・比較・開発・構築人材育成の4つの研究ユニットを組織し、様々な活動を推進してきました。
とくに国際的な学術交流に力を入れています。
2015年度は、日米英の研究者が広島に集い、「品格、徳、シティズンシップ」の学習のあり方を議論する国際会議を開催しました。
また、教師の学習を支援する「教師教育者」の育成策を検討するために、日米蘭の研究者でシンポジウムを実施しました。

このように広島大学が研究上の強みとする「学習」をキー概念に、世界最先端の研究者・機関が対話できる場を多角的に設定し、研究拠点の充実を図っています。
RIDLSが刊行する研究雑誌Theory and Research for Developing Learning SystemsTRDLSは、一連の研究成果を国際的に発信する貴重な媒体となっています。  

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