池田正太(コンチネンタル・オートモーティブ株式会社 内定)

1)G.ecbo インターンシップ

参加目的

フィリピンの海洋保護区政策の効果と現状を知ること,修士論文に関連する生物のサンプル収集,実験や解析手法の共有と議論を通じて両国の水産研究に貢献することです。これらに加えて,個人的に海外で働くことに興味がありG.ecboに応募しました。

調査内容

現地では目的となる生物の調査・採捕の許可を得るために市役所や水産漁業資源局を訪れ,実施計画をプレゼンして回りました。G.ecboで事前にプレゼン研修を行なっていたため,少し気持ちに余裕があったと記憶しています。許可が下りた後,研究所のメンバーとともに昼は海に出てフィールド調査を行い,夜はビールを飲みながら研究の議論を重ねました。限られた時間と慣れない環境の中で成果を挙げるために,失敗を恐れず自主的に行動するよう心がけていました。

印象に残っていること

調査を行うにあたって市長をはじめ市役所の方々や地元住民と接し,その誰もが海洋保護区政策を知っていたことに驚きました。フィリピン人の陽気で親切な性格に加え,多くの方々が水産について興味を持っていたからこそ,スムーズに調査や研究を行う事ができたのだと思っています。

2)就職活動とG.ecboインターンシップ

この企業・業界を選んだ理由

自動車業界は近年における「自動運転技術」の流れが急速に強まったように,ビジネス環境の変化が多く,グローバル化の進んだ業界です。その中でコンチネンタルを選んだ理由は,理系としての素養が活かせる技術職として採用して下さり,日本でも国際色豊かなチームで仕事ができ,海外にも行けるチャンスの多い会社だからです。

自己PRで差別化。「周りを巻き込んで」行うG.ecboインターンシップ

就職活動では研究やインターンシップで海外へ行く理系学生が少ないこともあり,自己PRなどで差別化できたと思います。また,G.ecboでは海外に行き「周りを巻き込み」ながら調査などの計画から実施まで行う必要があります。多くの企業がこの「周りを巻き込む」人を求める人物像に掲げているので,就職活動で役立つ経験になると思います。

今後の目標

今後は周囲から信頼される技術者を目指し,英語のスキルアップに努めていきます。

3)就職活動アドバイス

就職活動中に企業選びで迷ってしまった,そんな時は「働き方」を考えながら企業を見ていくのも良いと思います。同じ業界でも企業によって働き方が異なる場合があります。ちなみに私は漠然としていた「海外で働きたい」という気持ちが,G.ecboをきっかけに明確になりました。自分の将来像を思い描く上で,G.ecboの経験は非常に有意義だと思うので,是非挑戦してみてください。


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