OG:村上弥生 - JICA中国

(@JICA中国)

 

JICA中国 研修業務課 プログラムオフィサー,国際協力研究科(教育文化) 修了
2016年度 インドネシア教育大学(インドネシア)派遣

近況,現在の仕事について  

 IDEC修了後,現在はJICA中国センター研修業務課にて勤務をしています。独立行政法人 国際協力機構であるJICAは,日本の政府開発援助(ODA)のうち,技術協力や円借款,無償資金協力を行っています。私の業務内容は,技術協力の中のひとつに位置づけられる研修事業を担当しています。主に,JICA長期研修員(途上国から日本へ留学する修士や博士学生)の来日や帰国等のサポート,課題別研修(教育・平和分野)の実施運営・調整業務です。普段は,関係者とメールや電話,オンラインミーティングやモニタリングでの対応が多いですが,研修員と対面で会うこともあります。途上国と日本の架け橋になっていることに,やりがいを感じています。
 

インターンシップから現在までを振り返って 

G.ecboのインターンシップから現在までを振り返ってみれば,光陰矢の如し時間が過ぎていきました。なぜなら,大学院生活は,日々の授業,研究,論文執筆,就職活動と様々なことに追われていたからです。何事にも挑戦をし続け,失敗や経験を積み重ねてきました。研究や論文執筆をサボってしまう日もありましたが,研究室の友人や先輩・後輩たちと励まし合い,諦めずに奮闘しました。指導教員と家族にも感謝をしています。     

(日本語の授業の様子 @メコン大学)

この業界を選んだ理由

 学部卒業後,教員,JICA海外協力隊(青年海外協力隊)ガーナでの2年間を経て,大学院,JICA職員とキャリアを積んでいます。必死に前を向いて藻掻いてきましたが,振り返ってみれば,軸は,教育×国際協力でした。途上国に興味を持ったきっかけは,義務教育のなかで,学校へ行くことが出来ない子どもたちがいると知ったことでした。これからも初心を忘れず教育分野での専門を生かし,国際協力に貢献していきたいです。

インターンシップで得たもの・インターンシップの経験が就活に与えた影響

インターンシップで得たものは,挑戦する姿勢と柔軟に対応する力です。カンボジア・メコン大学でのインターンは,日本語クラスを教えるものでしたが,コマが確定している訳ではなかったため,教員と相談して日本語クラスのコマを貰い授業をしたり,放課後に合唱の授業を開催してみたりと,日々試行錯誤の挑戦の連続でした。新たな環境へ飛び込み,柔軟に対応した経験は,就活でも活かされています。 

(学位記授与式 @広島大学)
 

後輩へのアドバイス

 この文章を読んでいるあなたは,G.ecboプログラムに興味・関心があるのではないでしょうか。失敗と成功はどちらも血肉になり経験となります。自分の信念を持ち,努力と覚悟を決め,取り組んでいけば何事も上手くいくと私は信じています。途上国の生活や仕事を現地で経験できる,インターンに挑戦してみてはいかがでしょうか?


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