生物機能開発学専攻
独立行政法人 酒類総合研究所
【概 要】
酒類総合研究所は、東広島キャンパスから東に約1.5kmのサイエンスパーク内にある。当研究所の前身である醸造試験所は、1904年東京都北区滝 野川に、酒類の醸造技術を科学的に研究する唯一の国立研究機関として、大蔵省(現財務省)に設置された。平成7年、「国の行政機関等の移転について」の閣 議決定により、東京から東広島に移転し、平成13年に独立行政法人化され、現在の名称となった。創設以来今日まで一貫して酒類醸造に関する、原料から廃水 処理にまでいたる幅広い科学的研究を行っており、特に、酵母や麹菌などの微生物の分野においては、我が国で最も早くから研究を始めており、現在世界をリー ドしている我が国のバイオテクノロジーの発展にも大きく貢献してきた。
当研究所では、本研究科の連携研究機関として、本学学部生、大学院生を積極的に受け入れ、酒類醸造に関する科学的な研究は勿論、醸造・発酵技術の環境、エネルギー、食料などの問題への貢献を目指した基盤研究を行っている。(写真:酒類総合研究所外観)
〒739-0046 広島県東広島市鏡山3-7-1
TEL 082-420-0800 (代表)
環境循環系制御学専攻
国立研究開発法人 海洋研究開発機構
【概 要】
海洋研究開発機構は、海洋に関する我が国および世界における真の中核的研究開発機関たることを目指し、国家基幹技術を始めとする海洋に関する基盤的な技術開発力や、海洋科学技術に関する基礎的な研究開発力を着実に強化し、その成果を国民・社会に還元することを基本としながら、海洋に関する基盤的研究開発、それらに係る成果の普及および活用の促進、海洋に関する学術研究に関する協力、新たな海洋立国を支える人材育成の取組等を総合的に行うことにより、海洋科学技術の水準の向上を図るとともに海洋に関する学術研究の発展に資する事業を重点的に展開していくものとする。(写真:海洋研究開発機構外観全景 / 写真提供:(独)海洋研究開発機構)
〒237-0061 神奈川県横須賀市夏島町2-15
TEL 0468-66-3811(代表)
国立研究開発法人 産業技術総合研究所
【概 要】
産業技術総合研究所は日本の産業を支える環境・エネルギー、ライフサイエンス、情報通信・エレクトロニクス、ナノテクノロジー・材料・製造,計測・計量標準、地質という多様な6分野の研究を行う我が国最大級の公的研究機関である。本部を東京及びつくばに置き、全国8ヶ所にそれぞれ特徴ある研究を重点的に行う地域センターを配している。2,000名以上の研究者が、「オープンイノベーションハブ」構想の基に、産業界、大学、行政との有機的連携を行い、研究開発からイノベーションへと展開している。
地質情報研究部門の沿岸海洋研究グループは、中国センターに拠点を置き、これまで30年間にわたって築いてきた地域連携のネットワークを深めながら、疲弊した瀬戸内海の水・底質や生態系を回復・修復し、持続的な利活用を再び可能とするための技術の開発や実用化支援を目指している。(写真:センター全景 / 提供:産業技術総合研究所)
〒739-0046 東広島市鏡山3-11-32
TEL:082-420-8230(代表)
国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 西日本農業研究センター
【概 要】
農業・食品産業技術総合研究機構は、食料・農業・農村に関する研究の日本における中心組織として、食料の安定供給確保、多面的機能の発揮、農業の持続的発 揮、農村の振興という理念の実現を通じて社会に貢献することを最大の目標としている。
近畿中国四国農業研究センターにおいては、
1.中山間・傾斜地域農業の生産・流通・営農システムの開発
2.ブランド農産物の開発
3.人と環境に調和した農業生産技術の開発
を研究の3本柱として、地域農業に寄与する重要課題を設定し、その達成に必要な人材により構成した研究チームにより課題に取り組んでいる。(写真:近畿中国四国農業研究センター外観)
〒721-0975 広島県福山市西深津町6-12-1
TEL 084-923-4100(代表)
国立研究開発法人 水産研究・教育機構 瀬戸内海区水産研究所
【概 要】
瀬戸内海は、その周辺に3000万人の人口を抱く「人間生活・水産業・工業・観光産業が共存する領域」としてきわめて興味深い浅海域フィールドで ある。しかしながら、古来より「豊饒の海」、「白砂青松の海」といわれた瀬戸内海も、長い歴史の中で、その姿を大きく変えてきた。瀬戸内海は、多種多様な 生物種によって構成される複雑な生態系を持ち、有用魚介類の貴重な生産の場となっている。当研究所では、瀬戸内海の生産性を有効かつ持続的に利用する漁業 の振興、赤潮・貝毒や有害物質に関する環境保全、魚介類の資源回復および維持管理のための研究開発を総合的に進めている。なかでも「漁業に対する適正栄養 塩レベルの検討」、「アサリ資源の復活」、「赤潮・貝毒の発生機構解明・予察・防除技術の開発」、「有害化学物質の動態および海洋生物への影響の解明」な どをフォーカスとして集約的な研究を推進しつつ、瀬戸内海をもう一度「豊饒の海」として回帰させるための努力を日々積み重ねている。(写真:研究所全景)
〒739-0452 広島県廿日市市丸石2-17-5
TEL 0829-55-0666(代表)