億万長者になりたいです

億万長者になりたいです

だれでもなれます。

給料がいい会社に入れば、生涯賃金は4億から5億円と言われます。それだけで億万長者ではありますが、手元に残るのはそんなにないです。ってことは、最低でも10億円を一気に手にできなければ実感がわきません。

それでも大丈夫です。あなたにもなれます。

現実的に最短距離で億万長者になる方法としては、起業か、あるいは音楽や小説で一発当てることでしょう。ただし、音楽や小説は才能や経験がものをいう世界です。田舎の国立大学出にはあまり縁の無い世界です。

では、起業はどうするか。

自分で会社興して、株式を公開する。そりゃ、10億どころか100億円以上転がり込んできますよ。でも、そんなもん、1000にひとつどころの確率じゃありません。起業後の大多数は日々の資金繰りに汲々としながら、365日追い回される日々が待っています。倒産すれば、家屋敷(持っていればですが)丸ごと銀行に持って行かれます。

とてもリスキーですね。

どうするか。これから化けそうな起業家とお近づきになって、事業を手伝うことが近道だといえます。創業期のメンバーになれれば、少なからず株を手にするチャンスが出てきます。うまくいけば株式公開でおこぼれのように億のカネが転がり込んでくるものです。

そんな夢みたいな話、って思うかも知れません。ワタクシ、東京で平凡なサラリーマン人生を送って30余年になりますが、その間に知り合った人、少なくとも5人は株式公開を果たして100億円超の資産家になりました。決して小さい確率ではないと思います。

インターネットの黎明期であった1995年、インターネットに関わる人たち、少なくない数でお近づきになる機会がありました。みんな一様に「これで世界が変わる」と目の色を変えていました(その中にはホリエモンも孫正義もいました)。

ではなぜワタシは今も平凡なサラリーマンなのか。それは気がつかなかったからです。2年後は想像できても20年後の未来が見えなかったからです。要するにバカだったからです。

1995年の20年後は2015年です。多くの人がスマホという超小型で高性能なコンピュータを手にして、あらゆる情報取得やサービスを受けることが可能になっています。20年前なら、まるでSF、夢のような話ですが、ごく少数の人にはそれが見えていたのです。

「見える人」になるには、これもまた持って生まれた才能、育ってきた環境が大きく影響します。でも、「見える人」を見えるようになるのは、そんなにハードルは高くありません。

いくつかのポイントがあります。

ひとつは歴史に学ぶことです。人類は、常にイノベーションを経験して文化・文明を築き上げてきました。グーテンベルクの前と後で、知の伝達がどう変わったか。歴史を意識していれば、印刷術をインターネットに置き換えることで社会の変容がおぼろげながら見えてきたはず、というのがワタクシが頭をかきむしりたくなるような後付けの後悔です。

次に、コミュニケーションの能力を高めることです。コミュニケーションとはじつは漠然とした概念で、「どうしたらいいのか」という問いに正しく答えを出せる人はそんなにいないようです。

ワタシは「聞く力」だと考えています。

コミュニケーションとは双方向のやりとりです。自分の考えを一方的に発信したところで、相手が受け止めてくれなければ、単なる押しつけでしかありません。お互いが共感して初めて、自分の意見を受け入れてくれる、そこでコミュニケーションが成立するのです。その共感をどうやって得るのか、そこで聞く力の出番です。共感とは相手の話を聞いて、理解することが本質です。
ただし、相手の話を聞く姿勢を見せても、理解できなければあなたの中にも共感はうまれません。共感のベースには幅広い教養が不可欠なのです。来たるべき時に備えて、日頃から本を読み、見聞を広めましょう。

さらには、人付き合いを広げることです。世の中には未来の億万長者がそこかしこにいるはずなのですが、知り合いにならなければ問題外です。残念ながら、会社の中、仕事を通じての知り合いってのは「類は友」の類いで、あなたと同じような人生観の人たちです。そこから億万長者が生まれることは希です。

そうじゃない。仕事がからまない、異質な人間とのつき合いが未来の億万長者との出会いの確率を高めます。趣味でも地域の繋がりでも友達の友達でも構いません。仕事なんてそこそこにして、オフタイムで人付き合いを広げていくことです。

その意味では同窓会も、いい機会になるはずです。

大願成就をお祈りします。

※広島大学関東ネットワーク
https://www.hiroshima-u.ac.jp/tokyo/dousoukai/kantonw

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