全5回シリーズ:オンラインセミナー「臨床医学論文の書き方」を開催します

ライティングセンターは、以下のとおり、オンラインセミナーを開催いたします。

全5回シリーズ:オンラインセミナー「臨床医学論文の書き方」

◆概要

 科学論文全般で最もよく使われる基本形はIntroduction, Materials & Methods, Result, and Discussion (IMRaD)の型であるが、これは臨床医学論文から生まれたものである。IMRaDの各セクションをどのようにまとめるのかは、明確には決まっていないが、そこには一定のパターンが存在する。このようなパターンを理解して活用できれば、論文執筆のスキルは大幅に向上できるはずである。
 本セミナーの内容は、臨床医学トップジャーナル4誌から集めた395編の論文に関する独自の分析結果に基づいている。論文を定量的に分析してその特徴を明らかにするためには、IMRaDの4つのセクションでは範囲が広すぎる。そこで、これら4つのセクションをさらにいくつかのパート(Move)に分けた論文コーパス(データベース)を作成し、各Moveに統計的に有意なキーワードとキーフレーズを抽出した。これらを分類するにあたって、論を構成するためのStepをMoveの下位概念として設定したが、Stepの流れは概ね論文の展開に沿っていた。また、臨床医学論文におけるIMRaDの特徴のひとつは、Materials & MethodsとResultの間の明確な対応関係である。
 本セミナーでは、実際の論文を教材として使いながら、典型的な論文の流れ、セクション間の対応関係、特徴的な定型表現などを解説する。

◆セミナースケジュール

 2021年8月26日~ 全5回  毎週木曜日/18:00~19:30

  •  第1回: 8月 26日(木) 18:00~19:30
         「論文の構造とIntroductionのMove分析」
  •  第2回: 9月 2日(木) 18:00~19:30
         「Introductionにおけるストーリー展開の基本技術」
  •  第3回: 9月 9日(木) 18:00~19:30
         「Move分析が示すMethods/Resultsの特徴と書き方」
  •  第4回: 9月 16日(木) 18:00~19:30
         「Move分析が示すDiscussionの特徴と書き方/Titleの付け方」
  •  第5回: 9月 30日(木) 18:00~19:30
         「文の組立て方とライフサイエンス辞書コーパス活用法」

    ※Microsoft Teamsを利用します。参加ご希望の日にちを選んで参加登録を行ってください。
    ※1回のみの参加も可能です。
      

 【講 師】 河本 健(ライティングセンター 特任教授)
 【言 語】 日本語
 【対 象】 広島大学の研究者(大学院生も参加可)  ※新任教員研修プログラムの対象です。
 【定 員】 各回 100名
 【申込み】 申込みフォーム  

 【問合せ先】 学術・社会連携室 URA部門(ライティングセンター担当)
        E-mail: wrc-research*office.hiroshima-u.ac.jp (*は半角@に置き換えてください)
 


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