ライティングセンターは、以下のとおり、オンラインセミナーを開催いたします。
全5回シリーズ:オンラインセミナー「化学論文の書き方」
◆概要
研究論文では、明快な論理構成に沿った流れを、定型英語表現(キーフレーズ)を用いて構築することが必要である。勿論そこには、学問の分野ごとに特有の様式がある。そこで我々は、化学領域のトップジャーナル7誌から集めた150論文の言語学的分析を行った。各々の論文を11の構成要素(Move)に分割した論文コーパス(データベース)を作製し、それらを相互に比較することによって、各Moveで有意に高頻度で使われるキーフレーズを抽出した。さらに、これらのキーフレーズを分類して、Moveの下位構造となるStepを設定した。このように、化学論文の各Section(Introduction, Methods, Results & Discussion, Conclusion)は複数のMoveで構成され、Moveは複数のStepで構成される。本セミナーでは、「Step→Move→Section」からなる化学論文の型に基づいて、分類されたキーフレーズを活用し、論理的で分かりやすい論文を構築するための方法を示す。
◆セミナースケジュール
2022年8月25日~ 全5回 毎週木曜日/18:00~19:30
- 第1回: 8月 25日(木) 18:00~19:30
「化学論文の構造・Introductionの構成(Move)と定型表現」 - 第2回: 9月 1日(木) 18:00~19:30
「Introductionにおけるストーリー展開の基本技術」 - 第3回: 9月 8日(木) 18:00~19:30
「Results&Discussionの構成(Move)と定型表現」 - 第4回: 9月 15日(木) 18:00~19:30
「Conclusionの構成(Move)と定型表現 / IntroductionとConclusionの対応
/ Methodsの構成(Move)と定型表現 / Titleの付け方の基本ルール」 - 第5回: 9月 22日(木) 18:00~19:30
「Abstractの基本構造と書き方/ 文法力の鍛え方とライフサイエンス辞書コーパス活用法」
※Microsoft Teamsを利用します。参加ご希望の日にちを選んで参加登録を行ってください。
※1回のみの参加も可能です。
【講 師】 河本 健(ライティングセンター 特任教授)
【言 語】 日本語
【対 象】 広島大学の研究者(大学院生も参加可) ※新任教員研修プログラムの対象です。
【定 員】 各回 100名
【申込み】 申込みフォーム
【問合せ先】 未来共創科学研究本部 研究戦略推進部門(ライティングセンター担当)
E-mail: wrc-research*office.hiroshima-u.ac.jp (*は半角@に置き換えてください)
