新刊情報

新型コロナウイルス感染症と人類学—パンデミックとともに考える

本書は、新型コロナウイルス感染症の諸問題をめぐる試論的考察を収めた人類学の論集です。2020年3月下旬にオンラインラウンドテーブル「COVID-19と文化人類学」が開催され、その後のリモート連続セミナーと並行して出版企画が立ち上がりました。それまで人類学者が当たり前に行ってきたフィールドワークができなくなり、研究手法の変更が迫られるという困難な状況下で、寄稿者はそれぞれ省察と実践を重ねました。「時間、環境、複数種」、「科学技術と自由」、「感染拡大と生活の再編」、「SNSを通じた共有と拡散」、「医療者の視点」の5部構成で16の論稿が収録されています。新型コロナウイルス感染症によって世界中で何が生成され、変容しているのか、パンデミックとともに思考を深める人類学者の記録です。

著者

浜田明範(関西大学)・西真如(広島大学大学院総合科学研究科)・近藤祉秋(神戸大学)・吉田真理子(広島大学大学院人間社会科学研究科)(編)

出版社 水声社
出版年月 2021年4月23日
ISBN 9784801005631
値段 3,520円 (本体円+税)
種類 共編著

 

本書についてのお問い合わせは下記までお願いいたします。

広島大学大学院人間社会科学研究科
吉田 真理子
myoshida*hiroshima-u.ac.jp

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