『阿毘達磨集論』の伝承 インドからチベットへ、そして過去から未来へ

本書が取り上げるのは5世紀ごろにインドの学僧アサンガによって書かれた仏教の哲学文献、『阿毘達磨集論』である。もともとサンスクリット語によって書かれたこの文献のほとんどは長いあいだ散逸し、断片が残っているに過ぎない状況であったが、近年の写本発見などにより、資料の全貌が明らかになりつつある。新たに発見された資料、そしてそれにもとづいて復元された原典はなにを物語るのか。インドからチベットへ、そして過去から現在に至るまでそれはいかに伝承されてきたのか。最新の研究成果にもとづき、『阿毘達磨集論』の原典・翻訳・註釈について多角的に論じる。
編著者 | 高橋晃一、根本裕史 |
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著者 | 高橋晃一、根本裕史、Achim Bayer、彭毛才旦、李学竹、崔境眞 |
出版社 | 文学通信 |
出版年月 | 2021年3月22日 |
ISBN | ISBN978-4-909658-51-7 C3015 |
値段 | 定価 2,400円(本体円+税) |
種類 | 共著 |
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広島大学大学院人間社会科学研究科
根本 裕史
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