JSTの「令和7年度女子中高生の理系進路選択応援プログラム」に本学の企画提案が採択されました

 JSTが公募した令和7年度女子中高生の理系進路選択応援プログラムに本学の企画提案である「理系を目指す女子と次世代ファシリテータ育成のための広島大学フェニックスものづくりプログラム」が令和7430日付けで採択されました。

 第6期科学技術・イノベーション基本計画では、研究のダイバーシティーの確保やジェンダード・イノベーション創出に向け、中高生、保護者、教員などに対し理工系の魅力を伝える活動において、女性研究者のキャリアパスやロールモデルの提示を推進し、女性の理工系への進学を促進するため、さらなる拡充を図ることとしています。また、第5次男女共同参画基本計画は、女子中高生、保護者、教員などの科学技術系の進路への興味・関心や理解を全国的に向上させるための取り組みを推進し、次代を担う女性の科学技術人材を育成することを施策の基本方針としています。

女子中高生の理系進路選択支援プログラムは、これらを踏まえ、女子中高生の理工系分野に対する興味や関心を高め、理系進路へ進むことを志すためのさまざまな取り組みを支援します。

 本学の企画提案では、理系教科の教員を目指す大学院および学部の女子学生を中心に「学生メンター」を構成し、女子中高生に寄り添いながら、理系分野の楽しさを伝えるセミナーや研究活動を実践します。現在の日本において、理系教科教員や女性指導者が少ないことが、女性の理系分野へのキャリア選択に対してネガティブな影響を与えていると考えられます。そこで、理系教科の教員を目指す女子学部生・大学院生の活動の姿をアイコンとして見せながら、理系の楽しさや理系キャリアの可能性について教え伝えていくことで、一人でも多くの女子を理系科目の教員への道へ誘い、将来の理系女性指導者の供給に好循環を形成することを狙っています。セミナーや研究活動には、間口が広く、個々人の興味や資質・能力に柔軟に対応可能な「グループ活動」をベースに、経験に裏打ちされた「知的な(データサイエンスを活用した)試行錯誤を伴うものづくり」を中心に、一連の企画を構成しております。

 

【問い合わせ先】

広島大学大学院人間社会科学研究科
准教授 鈴木 裕之
電話 082-424-7159
E-mail:hiro-suzuki@hiroshima-u.ac.jp


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