生物生産学部附属農場

農場では、教育と研究を目的として、乳用牛、肉用牛、緬羊、山羊を飼育しています。

乳用牛が生産した生乳、肉用牛が生産した育成牛などは、売払われ、年間およそ5,000万円の収入を得ています。実際に収入をあげる生産を行うということは、特に教育面において、消費者に生産物を提供する現実の生産システムを、学生等の体験や学習の目的に活用できるという意義があります。なお、この売り上げの一部は、農場の運営経費に使用されます。

また、附属農場は大学では中四国・九州地域で唯一となる酪農を中心とした教育研究施設として、令和3年度に採択された文部科学省のデジタルと専門分野の掛け合わせによる産業DXをけん引する高度専門人材育成事業における「デジタル×酪農」分野の教育をになっています。次世代スマート酪農施設として、国内の教育研究施設では珍しい搾乳ロボット、哺乳ロボット、個体行動管理システム、次世代牛舎環境システムを導入した家畜舎を備え、広島県の特徴でもある中山間地域の寒暖差に対応しつつ、地球温暖化の進む中でも安定的な乳生産を可能としています。

運営体制

  • 農 場 長  教 授 杉野 利久
     
  • 副農場長 准教授 黒川 勇三
     
  • 運営委員会
    教 授 杉野 利久(農場長)
    准教授 黒川 勇三(副農場長)
    教 授 上田 晃弘(応用動植物科学プログラム)
    教 授 島本 整(食品科学プログラム)
    教 授 島田 昌之(生物生産学部長)
    生物学系統括支援室長 花岡 俊輔(生物生産学部副学部長)
    技術センターフィールド科学系部門長 積山 嘉昌
     
  • 担当教員
    応用動植物科学プログラム(教員一覧
     
  • 技術職員(技術センターから派遣)
    技術専門員 積山 嘉昌 フィールド科学系部門 部門長(併)
    技術専門職員 近松 一朗 フィールド科学系部門 生物生産技術班 技術班長(命)
    技術主任 木原 真司 フィールド科学系部門 生物生産技術班
    技術主任 田中 明良 フィールド科学系部門 生物生産技術班
    技術主任 脇 良平 フィールド科学系部門 生物生産技術班
    技術員 日山 薫 フィールド科学系部門 生物生産技術班
    技術員 増田 果南 フィールド科学系部門 生物生産技術班
    技術員 桧山 昇子 フィールド科学系部門 生物生産技術班
    技術員 窪田 浩和 フィールド科学系部門 生物生産技術班
    契約技術職員 北村 亜紀 フィールド科学系部門 生物生産技術班
  • 事務職員
    室員 山崎 宏已 東広島地区運営支援部生物学系総括支援室

附属農場利用案内

農場の利用をご希望の場合は、以下の案内をよくお読みいただき、利用希望日の1か月前を目途に、所定の申込書を以下の申込先までお送りください。メール添付で申込みされた場合は、原紙を郵送いただくか、当日持参して下さい。
申込書受理後、センター内で内容を確認のうえ、担当者から電話等で連絡を取らせていただき、ご利用が可能かどうかについてご連絡申し上げます。
ご利用当日には、管理棟にて受け付けを済ませてください。

他大学の授業等・一般および本学の方の見学でのご利用

  1. 見学は平日の9時から17時までです。土・日・祭日のご利用の際はご相談ください。
  2. 農場には、トラクター等の大型作業機械や常時通電している柵(電気牧柵)を含む管理器具等、危険な道具が稼働しています。作業機械が見学・利用される方と同じ道路を通過する場合もありますので、責任者の方は事故等の無いよう、子供を含む参加者全員の監督をよろしくお願いいたします。
  3. 家畜は研究に用いておりますので、餌は絶対に与えないようにして下さい。
  4. 家畜はいずれもデリケートな動物ですので、家畜舎内では大声を出したり、騒いだりして動物を驚かさないで下さい。特に子畜を連れている母畜は神経質になっていますので、静かに見学・利用して下さい。
  5. 職員の指示がある場合には、それに従って見学・利用してください。飼育舎、圃場などには、見学できない場所もありますので、ご了解ください。
  6. 見学・利用は徒歩でお願いします。また車両を駐車される場合は、必ず指定の駐車場に駐車して下さい。
  7. 家畜やその糞・エサには手を触れないでください。見学・利用中随時、見学・利用後は必ず、水道やトイレで手を洗ってください。
  8. 池や沼、土手の斜面には、近寄らないでください。

職場体験

  1. 農場における職場体験実習は、平日の9時から17時までです。土・日・祝日は農場の体験実習は行いません。
  2. 1日の管理作業(除糞、清掃、飼養管理等)を体験していただく形になっておりますので、安全上、主として中学生と高校生を対象とし、小学生以下の方の申し込みは受け付けておりません。
  3. また、原則として5人以上を一組として受け付けております。なお、申し込みは、大人(教諭など)の責任者が行って下さい。
  4. 必ず傷害保険等に加入しておいて下さい。
  5. 同じ時期に多数の方からお申し込みをいただいた場合など、お引き受けできない場合がございます。ご了解ください。

研究利用

  1. 施設内の機器、車両、道具、備品を利用される場合は、あらかじめ担当技術職員にご相談下さい。また、利用後は必ずもとの位置に戻して下さい。尚、使用中に機器、車両、道具、備品及び施設が破損または故障した場合は、即時、担当技術員にご連絡下さい。 破損または故障がひどい場合、弁償していただく場合もあります。
  2. 施設(家畜解体室、家畜検査室など)を利用された後は、使用前の状態に戻して下さい。使用後はかならず清掃して下さい。長靴、作業着、消耗品、小備品等の管理は各自で徹底して下さい。長期間(1ヶ月)未使用のものは処分の対象となります。
  3. 家畜を外部から導入して研究を行う場合、施設(畜舎等の動物飼育施設、精密実験圃場を含む)を長期的(1ヶ月以上)に利用する場合を始めとして、センターの日常業務に関係する研究計画の場合は、ステーションまたは部門の会議に図り検討いたしますので、ご希望に添えない場合もあります。
  4. 家畜の外部導入、供用換えした家畜の導入を希望される場合は、そのための飼料の購入、飼育管理、利用後の処置は、すべて研究責任者の責任で行っていただきます。

供用換えまたは一時利用

家畜の供用換えについては、年間飼養計画に盛り込む必要がありますので、原則として前年度の12月までに申し込みをお願いいたします。場合によっては、ご希望に添えないことがあります。お申し込みは、以下の問い合わせ先までメールでお知らせください。

【申込み・お問い合わせ先】

広島大学生物生産学部附属農場
〒739-0046 広島県東広島市鏡山2丁目2965番地
TEL:082-424-7994(平日10:00~16:00)
FAX:082-424-7971
E-mail:fscfarm*hiroshima-u.ac.jp(*は半角@に置き換えてください)


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