※これまで開催していた「オンデマンド英語論文ワークショップ」は、2021年10月15日をもって終了しました。
今後は、各分野の論文作成に対応した、オンラインセミナーを中心に開催する予定です。
これまでに開催したオンラインセミナーの動画を、こちらのページに公開していますので、ご覧ください。(2021.10.25)
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ライティングセンター専任教員の河本健が、論文作成や学会発表のために必要な基本的なスキルを、受講者の希望に合わせた日程で提供します。内容は下記の一覧からお選び下さい。申込者の要望に応じてカスタマイズした上で、日程を調整します。講習は全て日本語で行います。申し込みは、1名でもグループ単位でも受け付けます。
※ 準備に時間を要する場合がありますので、余裕を持ってお申込み下さい。
※ お急ぎの場合は、「英語論文作成相談」の利用もご検討下さい。
日程決定後に、公開ワークショップとして別途、参加者を募集することがあります。
今までの開催実績はこちらのページをご覧ください。
現在、募集中の公開ワークショップに関する情報は、「お知らせ」をご覧ください。
申込方法
下記の申込フォームからお申込み下さい。申し込み後に講師であるライティングセンター専任教員から直接電子メールで連絡をいたします。
申込フォーム: http://www.lib.hiroshima-u.ac.jp/?page_id=10787
※ 準備に時間を要する場合がありますので、余裕を持ってお申込み下さい。
ワークショップテーマ一覧
英語学術論文の構成と書き方(基礎編)
英語論文を書くためには、様々な型を学ぶことが大切です。ここでは、必要な知識を以下の5つの型に分けて学びます。
I. 英単語の型(英単語の文法)
II. 英文の型(SVOCと句・節の文法)
III. パラグラフの型(パラグラフ・ライティング)
IV. 論文の型(序論・本論・結論 or IMRaD)
V. 定型表現の型(頻出表現)
「英単語の型」を調べるためには、コーパスを活用することが有効です。さらに正しい英文を書くためには、英文の構造(英文の型)の解析法を身につけることが大切です。「パラグラフの型(パラグラフ・ライティング)」は、英語圏では常識レベルのことなので、必ず意識する必要があります。「論文の型」としてのIMRaD (Introduction, Methods, Results, and Discussion)を学び、さらに目に見えない型として、Move(論文の内容的要素)分析や論文のシンメトリー構造などを学びます。Move分析によって抽出された、論文でよく使われる定型表現なども紹介します。
所要時間:1~2時間
英語学術論文の構成と書き方(応用編)
基礎編では分野を超えて共通性の高い英語論文執筆のためのポイントを学ぶのに対して、応用編ではライティングセンター特任教授の河本健が、相談者の分野の論文を分析してその特徴についてお示しします。個別の分野やジャーナル合わせた構成の作り方について、実際の論文を使った演習形式で学びます。
(論文の内容によっては、うまく分析できない場合があります)
所要時間:1~8時間
英語論文執筆のための情報収集法・投稿規定の読み方
ジャーナルには投稿規定があり、それを守ることは最低限必要な作業です。それを怠ると、論文の不採択の理由になることさえあります。投稿規定に関して、ジャーナルごとの違いはそれほど大きなものではありません。原則を理解し、投稿規定をきちんと読めば容易に合わせることができます。
所要時間:1~2時間
英文カンファレンス・アブストラクトの書き方
国際学会での発表は、研究を世界に売り込むための絶好の機会である。そのための第一歩となるのが、カンファレンス・アブストラクト(講演要旨)の執筆です。講演要旨の執筆は、論文の執筆と似ています。しかし、論文要旨が論文の一部に過ぎないのに対し、講演要旨はそれ自体で完結していなければいけません。そのため論文の構成要素をよく理解して、少ないスペースの中で簡潔に盛り込む必要があります。ここで学ぶ講演要旨執筆法は、論文の書き方のポイントを手っ取り早く学ぶのにも効果的です
所要時間:1~2時間
ライフサイエンス辞書コーパス活用法
ライフサイエンス辞書コーパス(https://lsd-project.jp/cgi-bin/lsdproj/conc_home.pl?opt=c)は、生命科学系の主要ジャーナル約150誌にアメリカとイギリスから発表された論文の抄録からなり、語数は約1億語です。ソースが限定されていることから、コーパスの質が非常に高いことが特徴です。コーパスを使って調べられることは、コロケーションといって、ある語の前後にどのような語が使われるかという情報です。辞書では、単語の使い方が網羅的に載っていますが、コーパスを使えばどのように使われることが多いのかが、一目で分かります。他動詞と自動詞の区別、主語と動詞・動詞と目的語・形容詞と名詞など様々な語と語の組合せ、冠詞の使い方などを調べることができます。ライフサイエンス辞書コーパスから得られる情報は、生命科学だけでなく、さまざまな自然科学の分野、社会科学でも活用できます。
所要時間:1~2時間
論文を書くための英文構築法
本ワークショップでは、上述した「英語学術論文の構成と書き方(基礎編)」にある「II. 英文の型(SVOCと句・節の文法)」を習得するための演習を行う。
論文で使われるほとんどの英文の構成要素は、1. 主語〔名詞(節)〕、2. 動詞、3. 目的語〔名詞(節)〕、4. 補語(名詞 or 形容詞)、5. 副詞、6. 句、7. 節、の7つに分析できる。句や節は、機能的に名詞句/節、形容詞句/節、副詞句/節の3つに分類できるが、その中で最も重要なのは形容詞句/節である。英語では、長い修飾語句(形容詞句/節)を名詞の後に置く特徴があり、日本語とは著しく異なるからである。一方、動詞や形容詞の後に続く前置詞句は副詞句であり、これらを正しく使うことによって英文は完成する。
ここに示す7つの要素分析法をマスターすれば、文法的に正しい英文を、自信を持って書けるようになるであろう。
所要時間:1~3時間
科学者のための英語プレゼンテーション術
研究発表プレゼンテーションの基本は、最後に明確な結論を示し、魅力的なディスカッションを展開す ることです。そのためには、結論に対応するクエスチョンを掲げ、それに至る独自の視点を提示します。プレゼンテーションの場は、あなたの研究内容を発表するためのものではなく、あなたの研究を通してあなた自身を売り込むためのものです。
所要時間:3時間
英語論文執筆のためのEndNote活用法
学術論文にはReferenceが必要ですが、それを作るのは大変な作業です。論文を書き 直すと文献番号が変わったり、投稿するジャーナルを変更するとスタイルが変わったりするからです。EndNoteを使えば、自動でReferenceを作 ることができ、そのような煩わしさから開放されます。
所要時間:1~2時間
日時・場所
日時: 平日9:00-18:00 のうちの1~2時間程度
場所: 中央図書館(月曜日、水曜日、金曜日)、 霞キャンパス(火曜日または木曜日)
※ 日時と場所の詳細は、申込みいただいてから相談をします。
問い合わせ先
ライティングセンター特任教授(副センター長) 河本健
TEL : 082-424-6207 (東広島 6207)
E-Mail : tkawamo@hiroshima-u.ac.jp