TEL: 082-424-7962、7959
この事業は平成30年3月末を持もって終了しました。長らくご支援いただきありがとうございました。

地(知)の拠点大学による地方創生推進事業中山間地域島しょ部対策領域について
地(知)の拠点大学による地方創生推進事業(地(知)の拠点)は、大学等が自治体を中心に地域社会と連携して地域を志向した教育・研究・社会貢献を進め、その課題解決に資する様々な人材や情報・技術が集まる地域コミュニティの形成による地方創生を目指しています。
広島大学の地(知)の拠点大学による地方創生推進事業は、「平和共存社会を育むひろしまイニシアティブ拠点」をテーマにしていますが、この中で生物生産学部は、広島県の重要な地域課題になっている「中山間地域や島しょ部の地方創生」に取り組んでいます。
広島県では瀬戸内海島しょ部や中山間地域の過疎化・高齢化が進んでいる地域(条件不利地域)での活力低下という社会課題に対して、先行してこの課題への 対応を行っている先進地域でもあります。このため広島大学では、中山間地域や島しょ部などで先進的取り組みを行っている自治体や地域の組織・企業等と強く 連携し、農山漁村や地域の現場で起こる様々な問題の解決と地域の活性化を通じた「地方創生の拠点形成」を目指しています。
広島大学 地(知)の拠点大学による地方創生推進事業中山間地域島しょ部対策領域
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プログラム概要 | 円卓フォーラム | 教養ゼミ体験学習PBL |
地域インターンシップ | 特別講座(公開) | COC特別活動 |
成果指標と実績 | COCマニュアル化 | 11連携地域・7市町 |
プレスリリース・報道実績 | COCパンフレット | 年度別 成果報告書 |
お知らせ・活動報告一覧 | 地域のニュース一覧 |
地(知)の拠点大学による地方創生推進事業 中山間地域島しょ部対策領域
11連携地域・7連携自治体と県の紹介
太田川漁協 | JA芸南 | 安芸津漁協 | ファームおだ |
道の駅ゆめランド布野 | 世羅幸水農園 | 世羅大豊農園 | 井仁(棚田) |
大崎上島町食文化海藻塾 | シトラスかみじま金原農園 | 大長(八王子会) | |
広島県 中山間地域振興課 | 7自治体(市町) |
広島大学地(知)の拠点大学による地方創生推進事業中山間地域島しょ部対策領域では、自治体や地域と大学が組織的に協働・連携して、地域が求める人材を養成する仕組みづくりを中核にして、「地域連携から地方創生」に向けた取組を行っています。
最新のお知らせ 地(知)の拠点 円卓フォーラムの開催(1月19日)
地域と学生が作る人材育成プログラム ~活動の評価と提案~
広島大学生物生産学部は、地(知)の拠点事業を通して地域志向人材の育成プログラムの充実につとめています。第3回円卓フォーラムでは、中山間地域・島しょ部地域で実施された諸活動、特に、教養ゼミとインターンシップを地域と学生の視点から評価いただき、今後の活動を展望します。
日時 | 平成29年1月19日(木) 12:50~16:05 |
場所 | 広島大学東広島キャンパス 学士会館レセプションホール (サタケメモリアルホール南隣接) |
内容 |
2017年1月19日(木)に、広島大学・学士会館レセプションホールにて、地(知)の拠点・中山間地域・島しょ部対策領域主催で、第3回円卓フォーラム を開催しました。 テーマは、地域と学生が作る人材育成プログラム ~活動の評価と提案~、です。 今回の地(知)の拠点・円卓フォーラムでは、地域・市町・県庁の皆様、学生、教職員の総勢170人余りがご参加くださいました。広島大学で行われている地 域志向型の教育プログラムのあり方について、参加者全員で議論し合い、これまでの経験や意見を共有することができました。、 第1部では体験型教育プログラムの成果(学生から3報告、地域の皆さんから4報告)を参加者で共有しました。第2部では総勢170人が体験先地域に従って 10グループに分かれてワークショップを行い、体験学習について地域・学生双方からそのあり方を検討しました。 ワークショップでは、ファシリテーターを上級生が務め、学部1年生と地域の方が中心に意見を出し合いました。10グループそれぞれ地域や農漁業体験の内容 によって様々な意見が出されましたが、全てに共通した意見は、「一時的なものでなく、継続的な関係を持つことが重要だ」という点でした。 円卓フォーラムを通じて、地域の皆様と学生、教員の間で、情報共有や積極的な意見交換ができました。 県庁・市町・地域の皆様からは、学生が取組む今後の卒業論文研究や地域活動に大きな期待を持っていただきました。また、学生は、より積極的に地域を知りたい、関わりたい、地域課題の解決に少しでも役立ちたい、という気持ちが一層高まったようです。 |
詳細 | 第3回円卓フォーラム メインWebサイトへ |

地(知)の拠点大学による地方創生推進事業教育推進プログラム
広島大学生物生産学部の「地(知)の拠点大学による地方創生推進事業」教育推進プログラムでは、学びを通して中山間地域・島しょ部等の地域課題への認識を深め、解決に向けて自 ら考え主体的に行動できる学生を養成することを目標にしています。その実現に向けて、中山間地域・島しょ部等で優れた取り組みを行っている市町、地域住 民、法人、企業、地域、・団体等と連携し、また強力な支援をいただきながら、人材育成を進める仕組み作りに取り組んでいます。
中山間地 域・島しょ部対策領域の教育プログラムは、第1段階は「地域を知る」、第2段階は「地域と関わる」、第3段階は「地域と協働する」、というように、地域と 大学との関係性の発展を想定しています。その成果として、地域貢献を志向する人材育成の実現をめざしています。
地(知)の拠点大学による地方創生推進事業中山間地域島しょ部対策領域メイン学習プログラム
1.教養ゼミの体験学習
広島大学の特色である教養ゼミにおいて、中山間地域・島しょ部(条件不利地域)等で優れた取り組みを行っている組織との連携を通じて、地(知)の拠点大学による地方創生推進事業のフィールドワークを行います。
グループでの地域体験活動を基本として、事前学習、体験学習、事後学習を行います。市町や地域が参加した発表会の開催などを通じて、地域に貢献できる学生のアイデアや提案などの情報発信を行います。
・教養ゼミに中山間地域島しょ部の協力組織を通じてフィールドワークを行う。
・方法:10のグループごとに1か所ずつ土曜日か日曜日に現地に行く。1日5コマの授業+事前学習・事後学習・発表会などを含め総計10コマ程度
現地体験の前に事前学習、振り返り(事後学習)、報告プレゼンテーション作成を必ず10グループで数コマずつ行う。
グループごとに学んだ内容をまとめ、体験学習発表会で報告するなどPBLを基本にしています。
2.「中山間地域島しょ部連携インターンシップ」
広島県内を中心として、中山間地域・島しょ部(条件不利地域)等で優れた取り組みを行っている地域や組織で、学生がインターンシップを体験します。学生は地域理解を深め、将来地域貢献を担いうる人材として成長するのを支えます。
3.「中山間地域島しょ部連携特別講座」
特別講座では、広 島県内の行政担当者(過疎地域振興、農林水産行政)、農業者(6次産業化、マーケティング、プロモーション)、農商工連携(企業のCSR、地場産品開発) などの分野で優れた取り組みを行っている方々を講師として招聘します。地域の実情の理解や優良事例の応用展開につながる議論・意見交換、さらには学生と地 域の交流連携を行い、地(知)の拠点づくりにつなげています。講座では、地(知)の拠点大学による地方創生推進事業の情報・交流基盤としての活用も進めて います。
・地域で活躍している人物を招聘して講演を行なってもらう。
・講義7回(14時間)+ガイダンス1回(1時間)=1単位。
・講師
①行政担当者(過疎地域振興、農林水産行政)
②農業者(6次産業化、マーケティング、プロモーション)
③農商工連携(企業のCSR、地場産品開発)
④広島県内の食品関連企業
4.「中山間地域島しょ部フィールドワーク特別演習」
学生が主体的に参加するフィールドワークにおいて、複数の地域学外演習および調査活動報告を行い、地域活性化対策などの優れた多様な取り組みについて調査します。自ら地域をとらえて分析できる地域人材の育成を行っています。
・地(知)の拠点担当教員が指定する調査対象地から5か所以上でフィールドワークする。
・フィールドワークをもとに報告書を作成し、単位が認定される。
(3コマ分のフィールドワーク調査×5か所=30時間。)
5.「卒業論文」
地(知)の拠点大学による地方創生推進事業の連携地域や中山間地域・島しょ部の条件不利地域等を対象に、地域課題をテーマにした卒業論文に取り組み、地域ニーズに即した地域貢献活動を展開します。


地(知)の拠点大学による地方創生推進事業の実施においては、「地域を知る」、「地域と関わる」、「地域と協働する」の3段階の科目構成とし、教養ゼミから 主要特別科目群である特別講座、インターンシップ、さらに特別演習、卒業論文、フィールド科目等へと連携した地域志向教育が進んでいます。
地域志向教育と地域連携を促進する「円卓フォーラム」の開催
地(知)の拠点大学による地方創生推進事業の改善と評価へつなぐ
地(知)の拠点大学による地方創生推進事業中山間地域・島しょ部対策領域を担う生物生産学部では、農漁村地域をフィールドに、体験学習を出発点とする地域志向型教育を実践しています。この活動を円滑に進めるために、学生、教員に加え、連携市町と地域住民の皆様に参加していただく円卓フォーラムを毎年開催しています。
地(知)の拠点大学による地方創生推進事業が進める地域志向型教育に関する情報交換を行い、進捗状況を評価していただくのが目的です。フォーラムでは、大学を媒介にした地域間連携と交流、地方創生に貢献する人材育成のあり方についても討論いただきます。
円卓フォーラムによって市町・地域と学生・大学の連携や取組を年々強化するための情報共有・改善の仕組みの確立、さらには円卓フォーラムの実質的機能として、活動の自己点検、外部評価を組み込み、オープンなCOC改善の場・仕組みが定着しました。

地(知)の拠点大学による地方創生推進事業 27年度実績と取り組み方向
地(知)の拠点大学による地方創生推進事業中山間地域・ 島しょ部をフィールドに、「地域を知る」、「地域と関わる」、「地域と協働する」を踏まえた3段階の地域志向型教育を実施した。前年度に引き続き、1年生 を対象にした「教養ゼミ(必修)」のなかに地域体験学習を取り入れ、PBL方式により地域課題を学習した。地域で活躍する人材を招聘する「特別講座(選 択)」、現場で学ぶ「地域志向インターンシップ」など、COC関連科目(選択科目)の充実と体系化を図った。学生、地域、市町の満足度がきわめて高くなっ た。特に重視したのは、カリキュラム全体の体系化、体験学習の実施に関するマニュアル化である。生物生産学部では、COCが牽引する地域志向型教育を、着 実に実質化・内部化しつつある。また、COCを含むフィールド教育全体の成果を可視化するシステムの準備に入った。
地(知)の拠点大学による地方創生推進事業の第2回円卓 フォーラムでは、連携地域・市町の参加者から、大学は長期的な視点に立って人材育成戦略を立てるように、との提言がなされた。農漁村や農林水産業が大学に 求めるのは、それらを支援する外部人材(予備)の育成である。そのために広島県、連携地域・市町と協力し、相互の資源や予算を効果的に活用すべきである提 言であった。これを受けて、中山間地域・島しょ部領域では、独自のプログラムを進めつつ、県や連携市町が提供する地方創生に関する諸事業と積極的に連携す るようになった。
地(知)の拠点大学による地方創生推進事業の27年度の活 動延べ人数は5,339人、学生延べ3,236人、教職員延べ1,028人、地域・市町延べ1,047人であった。その他に、学生による地域商品提案が1 件、連携市町・地域が参加したマルシェの開催、学生による地域ボランティア活動が活発になるなど、数値以上に多彩な成果が生まれている。

地(知)の拠点大学による地方創生推進事業 教育カリキュラム改革を含む各種取組
【教育改革】
地(知)の拠点大学による地方創生推進事業中山間地域・島しょ部対策領域では、全学で実施される1年前期教養ゼミにおいて、PBL方式を採用した体験学習、地域学習方法を開発しつつある。事前学習、体 験授業、事後学習、自主学習、発表、地域への還元という流れを作った。こうした改革を反映して、卒論・修論において地域課題を扱う学生が増えた。より深く 地域課題に取り組む学生を増加させるため、連携市町の協力を得て、インターンシップ研修の仕組みづくりを行った。今後は、既存の農学系フィールド科目の中に、地域志向型教育の成果をどのように反映させるかを検討する。教養ゼミの体験学習を担当した教員の意見が関係科目に反映されるよう、FD等を通じて議論していく。
【事業の成果と改善】
地(知)の拠点大学による地方創生推進事業が取り組 む体験学習はすでに学生・教職員の間に定着した活動になった。27年度実施の体験学習について、参加学生の96%がその内容を高く評価した。連携市町のす べて、地域参加者の92%が大学との連携が強化されたと判断した。インターンシップを多様な研修形態にしたことから、参加学生が前年比5倍の28名にな り、改善の成果が実った。改 善に取り組んだ点は、①3段階型地域志向型教育の体系化、②農学分野の地域志向型教育の可視化、③体験学習実施のマニュアル化、④インターンシップの効率 的な運営体制、等である。今後は事業終了に向けて、地域志向型教育を担当する教員の認識向上、効率よく運営していける体制の確立を目指していく。
【自治体等との連携・評価: ステークホルダーの支援の実施】
地(知)の拠点大学による地方創生推進事業の地域志向型教育を推進するために、自治体や地域を訪問し、相談協議・アンケートによる意見とりまとめを行った。体験学習、インターンシップ、卒論を含む地域 課題研究等に対して、十分な支援が得られた。連携市町の中には、地方創生活動計画のなかに大学との連携を位置付けているところがある。今後も、連携市町・地域には、教育の場と人材の提供を依頼するが、大学はこれまで以上に成果を還元していく活動に重点を置く。
【外部評価等の実施と反映】
地(知)の拠点大学による地方創生推進事業活動全般について、学生、教員、市町、地域を対象に継続的にアンケートを実施してきた。その結果を分析し、自己診断、公表しながら改善に努めた。第2回円 卓フォーラムには外部評価的な機能を持たせ、学生、教員、連携7市町、広島県、10の連携地域が参加し、活動の成果と課題を話しあった。ア ンケート分析、円卓フォーラムを踏まえて、今後は、①体験学習を通じて専門的な学習に導く、②地域への関心を特別講座やインターンシップに結びつける、③ 中山間地域らしい科目内容の充実、④学生・教員が取り組む地域課題の紹介、⑤県内大学間のネットワーク作り、等への取り組みを強める。
【実施体制・事業の継続発展】
生物生産学部を中心にした中山間地域・島しょ部対策領域では、COCプログラムが教育を軸に、地域連携、社会貢献、そして地域課題研究という包括的な内容をもった活動であることを前提に運営してきた。地(知)の拠点大学による地方創生推進事業活動の「PDCAサイクル」を実践し、総合的なマネジメントを行ったことにより、プログラムの実施に好循環が生まれた。27年度は教務関係者を委員 長とするCOC-WGを3回開催した。また、COC担当が定期的に執行部、教務委員会、教員会に活動状況を報告した。教養ゼミの教員との打ち合わせは特に 綿密にし、連携地域の状況、受入機関の情報、事前学習・事後学習のための資料提供を行った。また、コーディネーターと特任助教は連携地域、市町、企業等の 調整を行った。今後は、地(知)の拠点大学による地方創生推進事業終了後に向けて、より効率的な、コストがかからない地域志向型教育カリキュラムの確立と運営を目指していく。そのためには、市町・地域と連携する際に、教員と事務方がいかに役割分担をしていくか、具体的に検討する。

地(知)の拠点大学による地方創生推進事業活動に関する本学&生物生産学部HPトップ「お知らせ」掲載情報(28年度)
大学トップページお知らせ
*道の駅ゆめランド布野と広島大学の産官学連携共同研究成果から酒粕アイスが生まれました。【地(知)の拠点教養ゼミの発展】
学部トップページお知らせ
*中国新聞(9/22)に地(知)の拠点インターンシップ(ミカン農家体験)についての記事が掲載されました。地(知)の拠点インターンシップ【呉市豊町大長 八王子会】
*生物生産学部学生の地(知)の拠点インターンシップの取り組みについて中国新聞(9/1・9/5)に掲載されました。地(知)の拠点インターンシップ【三次市ゆめランド布野】【東広島市トムミルクファーム】
*中国新聞(8/8)・読売新聞(8/9)で、本研究科・学部の学生と道の駅ゆめランド布野が開発した酒かすアイスの記事が掲載されました。地(知)の拠点教養ゼミの発展【三次市ゆめランド布野】
*道の駅ゆめランド布野と広島大学の産官学連携共同研究成果から酒粕アイスが生まれました。地(知)の拠点教養ゼミの発展【7月9日 三次市ゆめランド布野】
*中国新聞(6/19)で教養ゼミCOC体験授業の様子が掲載されました。【6月18日 東広島市 JA芸南】
*生物生産学部地(知)の拠点中山間地域島しょ部連携特別講座(6/8)を開催します。地(知)の拠点特別講座【広島県庁木村課長講義 公開講座】
*生物生産学部地(知)の拠点中山間地域島しょ部連携特別講座を開催しています。地(知)の拠点特別講座【公開講座 6回分】
*中国新聞(5/13)で本学部学生らの「地(知)の拠点」事業の取り組みが掲載されました。地(知)の拠点教養ゼミの発展【三次市ゆめランド布野】
その他情報サイト
*平成29年度地域連携推進事業(平成29年度実施プロジェクト)
*平成29年度「広島大学地域連携推進事業」プロジェクトの募集について
*広島大学地(知)の拠点大学による地方創生推進事業中山間地域島嶼部対策領域メインWebサイトの 「お知らせ一覧」は、こちらへ
地(知)の拠点大学による地方創生推進事業関係情報サイト
*文部科学省地(知)の拠点大学による地方創生推進事業(COC+)
*日本学術振興会地(知)の拠点大学による地方創生推進事業(COC+)
*地(知)の拠点大学による地方創生について ~ COCからCOC+へ~

道の駅ゆめランド布野・三次市・広島大学(COC中山間)の共同研究によるアイスの開発と販売(お披露目会)

広島大学大学院生物圏科学研究科
生物資源科学専攻食料資源経済学講座 食料生産管理学
山尾、細野