2015年9月1日から9月8日までの8日間、生物生産学部の動物生産科学コース、生物圏環境学コース、食品科学コースの3年生と4年生の計16名と引率教員3名が、フィリピンのレイテ島にあるビサヤ州立大学(VSU)で海外演習を行いました。
一行は、マニラで一泊した後、レイテ島のタクロバンという所に飛行機で渡りました。
そこからバスで約2時間、レイテ島バイバイ市にあるビサヤ州立大学に到着です。
到着してすぐに、広島大学の有志が寄贈した図書の贈呈式がありました。VSUの学長をはじめ多くの方が参列し、セレモニーが行われました。(上右写真:図書贈呈式後の記念写真)
翌日から、動物生産科学プログラムと生物圏環境学プログラムに分かれて、授業や実習が行われました。
動物生産科学プログラムでは、飼料や繁殖に関する授業を同大学の学生ととともに英語で受けたり、ゼブウシ(背中にこぶのあるウシ)への投薬、在来ヤギの削蹄、水牛の搾乳、ロデオ(ウシを投げ縄で捕獲)、乗馬実習など、日本では体験できないことをたくさん行いました。
左:ゼブウシへの投薬実習 右:ヤギの削蹄実習
生物圏環境学プログラムでは、フィリピンの農業や環境に関する授業の他、学内の食品工場の見学、生態観察、熱帯雨林再生の植林などを行いました。
左:環境に関する授業のあとで 右:生態観察の実習
このほか、両プログラム共通の内容として、大学内の研究施設見学、ココヤシからオイルを精製する工場の見学、現地の農家の視察と交流、マングローブの植樹、マーケットの視察、VSU学生とのレクリエーションによる交流など、正味4日間の滞在ですが、盛りだくさんの内容をこなしました。
引率した教員(Liao、長岡、小櫃)もセミナーを行い、多くの方に参加していただきました。
左:訪問した農家の皆さんと 右:マングローブの植樹
左:VSU学生とレクリエーションで交流 右:セミナーで講演する長岡先生
最終日には、フェアウエルパーティーが行われ、お互いの文化交流(ダンス)で大いに盛り上がりました。
滞在中は、大学のゲストハウスに宿泊し、食事もおいしく快適に過ごすことができ、ビサヤ州立大学の教職員・学生のホスピタリテイに支えられて、充実した演習を行うことができました。
左:VSUの学長も参加して文化交流 右:宿舎に隣接した学内レストランでの食事
別のキャンパスにある水産学部(台風被害の爪痕がまだ・・)
報告者:小櫃剛人・長岡俊徳