災害医療救護訓練を行いました

災害医療救護訓練を行いました

 平成28年10月21日(金)、広島大学病院で医師や看護師、職員、学生など約350名が参加して災害医療救護訓練を行いました。己斐―広島西縁断層帯を原因とするマグニチュード6.5の地震が発生し、広島市などで震度6強を観測したという想定です。

 訓練開始直前の午後2時7分頃、鳥取県中部でマグニチュード6.6の地震が発生し、広島市でも震度4を観測したこともあり、本番さながらの緊迫した訓練となりました。災害対策本部を立ち上げ、院内各部署との連携体制や救急外来患者へのトリアージの実施、治療体制などを確認しました。多数の傷病者が同時に発生した場合、限られた医療資源を最大限活用して、傷病者の緊急度や重症度に応じて適切な処置や搬送を行う必要があります。訓練終了後の反省会では、いつ災害が発生するかもわからないので常日頃から防災意識を持つこと、各部署で役割分担を明確にすることの重要性などが指摘されました。

 本院では今後、訓練での反省点を踏まえ、災害拠点病院としての機能強化・充実に努めてまいります。

災害対策本部

治療優先順位を判断する一次トリアージ

患者を治療エリアへ搬送

中等症者の治療

軽症者の治療


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