AED自動体外式除細動器実技研修を実施

2008年2月18日、広島大学病院職員を対象としたAED実技研修を実施しました。
参加者は予想をはるかに超える人数となり、病院職員として慌てず適切に対応することなど、事細かに教えていただきました。
研修ではあらゆる現場を想定した対応が求められ、講師の高度救命救急センターの岩崎先生をはじめ、インストラクターの方々に適切な対応を指導していただきました。       

AED研修の指導をしてくださる高度救命救急センターの岩崎医師

AED使用インストラクターのICU・高度救命救急センター看護師のみなさん

倒れた方を見つけた場合、どのように対応するか実技をとおして指導してくださいました

倒れている人の意識があるか否かを確認すし、助けを呼び、119への連絡(院内では「99」コールを)とAED設置場所を探して持ってきてもらう

意識がないことを確認したら、心臓マッサージを実施する

AEDが到着しても人口呼吸、心臓マッサジはAEDが「測定するので離れてください」というまで続ける

バックバルブマスクがあれば、人工呼吸より優先的に使用する方が望ましい

いよいよ参加者の実技開始です。最初に脈の取る位置を確かめてください

倒れている人を発見したら、肩などをたたきながら「大丈夫ですか?」と意識があるかどうか確かめる

呼吸の確認!息をしているか否かを確かめる「見て!聴いて!感じて!」

気道確保するため、手は下あご骨を持ち上げるように!

人工呼吸をするには、酸素が逃げないように鼻をつまむことを忘れずに

脈を測定する位置を正確に!

気道確保は一方の手は額を後ろにそらし、もう一方の手は下あご骨を持ち上げるようにして

2本、または3本の指で頚動脈を触知して脈拍を確認!

胸骨圧迫(心臓マッサージ)強く!速く!絶え間なく!

圧迫位置を間違えると、肋骨が折れるから、位置は正確に!

バックバルブマスクを使っての人工呼吸の説明

マスクはしっかり顔に密着させて、酸素を確実におくる

一人は酸素補給、一人は心臓マッサージ「30:2」を繰り返す

研修の成果は?

みなさん合格です

AED実技研修に合格された職員の方には、「AED研修修了証」を進呈しました

 

研修お疲れさまでした。みなさんの適切な行動がかけがえのない命を救うことになるかもしれません。今後の研修会への、みなさまの参加をお待ちしております。


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