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臨床実習教育研修センターの田妻センター長らが福島県の被災地を訪問しました

 当病院臨床実習教育研修センター長の田妻進教授と事務職員の一行が8月29日、南相馬市立総合病院と福島市の福島県立医大を訪問しました。
 今回の訪問は、東京電力福島第1原発事故を機に昨年、広島大と福島県立医大、長崎大の3大学が結んだ連携協定に基づき、研修医を相互派遣する体制を整えるための打ち合わせが主な目的です。

南相馬市立総合病院

田妻センター長(左から2人目)と懇談する金澤院長(同4人目)ら

 

 今回の訪問は、東京電力福島第1原発事故を機に昨年、広島大と福島県立医大、長崎大の3大学が結んだ連携協定に基づき、研修医を相互派遣する体制を整えるための打ち合わせが主な目的です。
 福島第1原発から10~35km圏にある南相馬市では、636人が津波で亡くなったほか、なお人口の約3分の1を超える25,000人が避難を強いられています。

南相馬市立総合病院に設置されているホールボディーカウンター

 

 市立総合病院には内部被ばく線量を測定するホールボディーカウンター(WBC)が設置され、昨年9月末から今年3月末までの間に子どもを含む約9,500人が検査を受けたそうです。
 金澤幸夫院長、内科・在宅を担当する根本剛医師らとの懇談では「この病院そのものが地域医療。困難な課題も少なくないが、一人でも多くの人に体験してほしい」など、期待する声が聞かれました。
 福島県立医大では医療人育成・支援センターの福島哲仁センター長を訪ね、3大学の連携を具体化していくことを申し合わせました。


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