台湾から看護師さんと薬剤師さん 本院で研修を終え帰国

 広島大学病院が国際交流協定を結んでいる台湾・台中栄民總醫院の副看護師長 魏(ウェイ)さん、看護師の嶈(ジィアン)さん、賴(ライ)さんが本院に派遣され、2016年3月から3か月間研修を受けられました。

 今回の研修は、日本の医療・看護の現状や文化について学ぶほか、看護師同志の交流を深めることが目的です。今年初めて行われました。
3人は高度救命救急センターやリハビリテーション科、手術部などで看護技術を学んだほか、4月2日には満開の桜の下、同時期に派遣されていた薬剤師さんらと共に、日本の花見も楽しみました。

 研修を終えた3人は「患者さんの安全を一番に考えて日々の看護を行っており、大変すばらしいと思いました」「多職種が協働・連携し、それぞれの職種が専門性を発揮したチーム医療の現場を体験できました。チーム医療の大切さを学びました」「今回の学びを台湾の病院で生かしていきたいです。この研修を機会に、みなさんとの交流を更に深めていくことができればうれしいです」と話していました。

入院棟での研修

研修を終えて(嶈さん、賴さん、山本看護部長、魏さん(前列左から))

 また3月中旬からの1か月間、同じく台中栄民總醫院の薬剤師 宋(ソン)さん、張(チャン)さんが派遣されました。本院の薬剤システムなどについて学び、本院薬剤師や教職員と積極的に交流を深めました。

 研修を終えた2人は「高度救命救急センター、ICU、手術室を中心に研修をさせていただきました。非常に多くの業務が関わっており、自分たちの病院に導入するには、たくさんの準備と教育が必要です。とても充実した1か月でした」と話していました。

松尾薬剤部長、宋さん、張さん(左から)


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