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手術支援ロボット「ダヴィンチ」2台体制へ ~中国四国地方で初~

 広島大学病院では、手術支援ロボット「ダヴィンチ」を1台から2台へと増設し、1月中旬から本格稼働を始めました。「ダヴィンチ」が2台体制となるのは、中国四国地方の病院では初めてのことです。

 本院では平成29年3月5日(日)、記者説明会を行うと共に「ダヴィンチ」(手術室)をマスコミに公開しました。本院ではこれまで「ダヴィンチ」を用いたロボット支援手術は、泌尿器科の前立腺全摘除術および腎部分切除術で保険収載されており、2010年3月「ダヴィンチ」導入以降、前立腺全摘除術で475症例、腎部分切除術で47症例に施行されています。

 「ダヴィンチ」が2台体制となることで、手術の待機時間が減少すること、万が一のロボット機器の不具合時に対応が可能であること、泌尿器科以外の領域でもロボット支援手術が同時に施行できることなど、多くのメリットが期待されています。今後は、泌尿器科領域のみならず、消化器外科、婦人科、呼吸器外科の領域などへも、患者さんへの負担が少ないロボット支援手術を拡げていきたいと考えています。

記者説明会 松原教授(左)亭島准教授

記者説明会 松原教授(左)亭島准教授

公開した新機種「ダヴィンチ Xi」

公開した新機種「ダヴィンチ Xi」

亭島准教授が「ダヴィンチ」の説明(1)

亭島准教授が「ダヴィンチ」の説明(1)

「ダヴィンチ」の説明(2)

「ダヴィンチ」の説明(2)

ふれあい「ロボット手術」体験会を開催

 「ダヴィンチ2台体制」の記者説明会と同じ5日、一般市民の方に手術支援ロボットなどに触れ、操作してもらう体験会を開きました。会場の診療棟3階のイベントホールには、これまで実際に手術で使用されてきた「ダヴィンチ」を操作する体験や手術シミュレータによるバーチャルロボット手術体験、トレーニングボックスによる腹腔鏡手術体験などのコーナーがあり、子どもからお年寄りまでおよそ80人が挑みました。弟と参加した中学2年の男子生徒は「腹腔鏡による手術より、ダヴィンチの方が思ったより簡単でした。本当に楽しかったです」また、「ダヴィンチの3D画像の美しさに驚きました」「ロボット技術の進化と発展に期待します」などの声も聞かれました。

イベントホールでの体験会

イベントホールでの体験会

「ダヴィンチ」の操作体験

「ダヴィンチ」の操作体験

バーチャルロボット手術体験

バーチャルロボット手術体験

腹腔鏡手術体験

腹腔鏡手術体験


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