消防訓練を行いました

 平成30年10月5日(金)広島大学病院で、医師や看護師、職員など延べ170名余りが参加して消防訓練を行いました。深夜1時(訓練は14時)、入院棟6階東病棟の特別室から出火し、初期消火に努めたが煙の発生が強く、火災に拡大する恐れがあったため、入院患者の避難が必要になったとの想定です。

 「火事です。火事です。〇○号室が火事です」第一発見者の看護師が火事の発生を周囲に知らせ、初期消火に努めます。消防への通報。火災発生を知らせる館内放送。続々と、医師や看護師が駆け付けます。介補が必要な患者は医師などが付添い、ストレッチャーや車いすに乗せ、歩ける患者は看護師の誘導で、6階フロア―の中央にある防火扉で仕切られた防火区域に避難をさせました。
また、病室などに残された患者がいないかなどの確認作業も行いました。

 参加者からは、「火災が起きた時にどのように動けばよいのか分かりました」「患者搬送に夢中で、防火扉を閉めるタイミングが遅れました」「大きな声で声を掛けあうことが大切です」などの声が聞かれました。

 訓練終了後、消火器の使用訓練、煙幕の体験も行いました。消火器は、放射時間は15秒程度、放射距離は3m~5m、ホウキで掃くように火元に近づくことが大切だと教わりました。また、煙幕体験では煙は上に上がるので姿勢を低くして、手を壁に沿わして歩くことが基本だと学びました。
今後、訓練での反省点を踏まえ、本院職員の防火意識の更なる高揚に努めていきます。

初期消火

模擬患者を車椅子で搬送

防火扉を開閉して避難

消化器の訓練

煙幕を体験


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