入院棟で消防訓練 真剣に初期消火や避難対応

 火災への備えを万全にしようと、入院棟で10月31日、消防訓練がありました。南消防署員らも見守る中で、医師や看護師ら75人が参加。また消火器の扱い方や煙の充満した室内を体験する訓練もあり、102人が参加しました。

 消防・避難訓練は入院棟9階東病棟の病室から深夜に出火したとの想定、まずは看護師らが初期消火に当たりました。その後、症状ごとに模擬患者の避難訓練、自分で歩ける患者は看護師らが手をつなぎながら誘導、車椅子やシーツに患者をくるんでの搬送もありました。消防署員がこっそり隠れていたシャワー室も点検し発見、残った患者がいないことも確認しました。

 講評では「冷静沈着だったが、静かすぎた」「指示命令系統をきちんと決めて連絡網も構築したい」「患者が搬送された場所には情報を整理するホワイトボードも必要」など反省点も出ていました。今後訓練を重ねて、さらに備えを進めます。


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