広島大学病院−応急処置(救急蘇生法)講習会を開催



応急処置(救急蘇生法)講習会

−病院で働く職員としてしなければならないこと−



 広島大学病院の医療安全管理部が主催し2月24日に病院職員研修として心肺蘇生法(一次救命処置:BLS)習得のための講習会を開催しました。

 講師は高度救命救急センターの岩崎医師及び同センターとICUの看護師の指導により実施しました。

 広島大学病院は広島市内でも有数の病床数や外来患者数をもつ病院であり,病院の敷地内では,他の場所に比較して体調不良や最悪の場合心肺停止状態となる方が多くなることが推定されます。敷地内といっても広く,実際にあった傷病者が発見された場所も,外来ロビー,外来トイレ内,病棟2階売店前トイレ内など様々でした。

院内(敷地内)で,もしもそのような傷病者に遭遇した場合には,病院職員としてどのように対応すべきかを日頃から考えておく必要があります。また,そのことは日常生活で同様のことに遭遇した場合にも役立つことから①遭遇してから医師や看護師が到着するまでに,何を行うべきか。②医師や看護師が到着してから,どのように協力するか。

③心肺蘇生法(一次救命処置:BLS)等の習得を目標に①傷病者発見から意識の確認,応援の依頼,体位管理②気道確保,呼吸の確認,人工呼吸,循環の確認,心臓マッサージ

③AED(自動体外式除細動器)等の解説と実習がありました。

 職員等は心肺蘇生用訓練人形を使っての人工呼吸や心臓マッサージの実習に汗だくになりながら真剣に取り組んでいました。

 今後,引き続き同様の講習会を開催していく予定にしています。



【記事に関する問い合わせ先】

○広島大学大学院 医療安全管理部 秋本万里子

 TEL 082−257−5933

 



○広島大学病院 総務グループ副課長 近藤 博明

 TEL 082−257−5014

 E-mail byo-hisyo-fkacho@office.hiroshima-u.ac.jp


up