初の看護師特定行為研修で6人に修了証

 広島大学病院が2019年度にスタートさせた「看護師特定行為研修」のプログラムが終わり3月23日、修了式がありました。県内から集まった6人が1年間の研修を終えました。

 式には木内良明病院長、山本雅子看護部長らが出席、山本看護部長が「自分たちの病院に帰って、成果を発揮してほしい」と励まし、木内病院長がそれぞれに修了証を手渡しました。

 特定行為は研修を受けた看護師が、呼吸器の調整や創傷管理など21区分38の診療補助行為を手順書に従えば、医師の判断を待たず実施できるとするものです。広島大学病院では、このうち6区分について約1年間にわたり研修しました。最初の半年はパソコンなどEラーニングで学び、その後実地でそれぞれの区分に応じて実習を重ねました。県立広島病院の北尾剛明さんは「現場でリアルタイムに処置できるようになります。先輩看護師や医師の方から熱心にフォローしていただき、安心して研修できました」と満足していました。

 広島大学病院では、在宅医療を進めるため一定の診療補助を行う看護師を養成する特定行為研修を今後も行っていきます。


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