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7グループ1個人を病院長表彰、新設「ファインプレー賞」には4人

 本院の医療サービスの向上や健全な病院運営の実現に貢献したとして3月28日、木内良明病院長から一人と7グループに表彰状が授与されました。表彰は今回で25回目。また、今回から重大インシデントになりえた事案に気づき、未然に防いだとして「ファインプレー賞」を新設、看護師4人を表彰しました。

 表彰されたのは以下の通り。

【感染症科診療講師 野村俊仁氏】
 新型コロナウイルス感染症のPCR検査(休日夜間対応、接触者調査、術前検査など)を担当するとともに、入院患者のウイルス培養により感染性の有無を判断し、職員の安全確保に寄与。また、抗ウイルス効果を検証する研究を5企業から受託し、社会実装に貢献した。

【医事グループDPCコーディング検討支援チーム】
 急性期入院医療を対象とする診断群分類に基づく1日あたり包括払い制度(DPC制度)の推進を支援、傷病名の適切な変更などにより経営改善に大きく貢献した。

【ICU/ECU、HCU、総合治療病棟の看護部職員】
 重症から中等症までの新型コロナ感染症患者を受け入れながら通常診療を維持、県内における当院の信頼度向上に寄与。それを可能としたのは、最も濃密に患者対応にあたった現場看護師の尽力による。

【薬剤部PBPM検討ワーキンググループ】
 医師と事前に取り決めたプロトコルに基づく薬物療法管理(PBPM)の立案、説明を経て2021年12月より運用を開始。医師・薬剤師の業務効率化、負担軽減、医療安全に貢献した。

【病歴管理センター】
 厚生労働省からの調査依頼に対し病院の窓口となり、診療科とも協力、短期間で告知にこぎつけた。

【9階西病棟看護チーム】
 課題だった看護師の超過勤務対策として業務改善計画を実施。病床稼働率や重症患者数を低下させることなく勤務時間を大幅に短縮、働き方改革の成功事例となった。

【診療棟5階化学療法室看護チーム】
 新型コロナ感染症蔓延の中で、感染拡大前と同等以上の患者に対して1件の事故も起こさず安全な薬物療法を提供し続けた。病院経営への貢献も大きかった。

【たんぽぽ保育園・保育士一同】
 看護部休憩室として開所し、昨年50年を迎えた。医療従事者が安心して子どもを預けられるよう、コロナ禍でも工夫して取り組み、医療に専念する環境を整えた。

 ファインプレー賞は、医療安全部に提出されたインシデントレポートを評価し、「優れた気づきと行動によって、放置すれば重大インシデントに至った医療行動を防いだ」個人・チームを賞するものです。初回で表彰されたのは、▽池田有里氏(2階東病棟)▽浦野晴美氏(8階西病棟)▽橋本敦子氏(Ⅰ外来)▽北村雄一氏(同)-の4人でした。

 表彰式では、木内病院長が各グループの代表者や個人に表彰状と記念品を手渡し、「皆さんのお陰でいい病院になりました。感謝しています」と称えました。

病院長表彰を受けた皆さん

病院長表彰を受けた皆さん

ファインプレー賞の皆さん

ファインプレー賞の皆さん


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