広島大学病院は、災害派遣医療チーム「DMAT(ディーマット)」の専用車両を更新しました。これまでの車両が老朽化したのと、長距離の派遣にも耐えられるよう疲れにくいように座席などを整備、サブバッテリーも備えました。4月7日には隊員らを対象に説明会があり、装備品などをチェックしました。
DMATカーはワンボックスカーで赤色灯やサイレンを備え、医師や看護師、業務調整員らを乗せ緊急車両として災害現場に駆け付けます。雨をしのぐテントや搬送用のバックボードなども備えています。外装は赤と青を基調に、「広島大学病院」「DMAT」などのロゴや広島大学のシンボル「フェニックス(不死鳥)」をモチーフにしたマークも付けています。
DMATは、大規模災害や多傷病者が発生した事故などの現場に、急性期(おおむね48時間以内)から活動できる機動性を持った専門的な訓練を受けた医療チームです。広島大学病院からも東日本大震災(2011年)、熊本地震(2016年)、2018年(西日本豪雨)などに派遣。現地での救急活動から情報収集や災害拠点病院や行政の支援など幅広く活動しています。