小児病棟の子どもたちに沖縄美ら海水族館から遠隔授業

 「ジンベエザメは何歳まで生きますか」「今は40歳ぐらいですが、100歳以上まで生きるといわれています」。こんなやり取りがあったのは、広島大学病院の小児病棟。7月28日、沖縄県の沖縄美ら海水族館と結んだ遠隔授業があり、プレイルームには入院中の十数家族が集まりました。また病室から直接つないで、授業に参加した子どもたちもいました。ゆうゆうと巨大水槽内を泳ぐジンベエザメのジンタ君を中継で眺めながら、飼育員さんとクイズ形式の授業を楽しみました。

 水族館が病院などを対象に募集した企画に応募しました。中継がつながると、プロジェクターに映し出されたのは、水槽の中で体長約10メートルのジンタ君が餌を食べるため水中に立ち上がったように見える画像。子どもたちも驚いた様子でした。飼育員さんから「ジンベエザメの大きさは」「食べているのは小さな餌?大きな餌?」などの質問に手を挙げて答えていました。質問コーナーでも「寿命は」「仲良しの魚は」など次々に聞いていました。

 広島大学病院は中四国唯一の小児がん拠点病院として、多くの子どもたちが治療に取り組んでいます。


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