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臓器移植等推進功労者 岡田賢教授と黒田慎太郎診療講師に感謝状

 令和4年度の臓器移植等推進功労者に対する広島県知事の感謝状贈呈式が10月26日、広島県庁であり、3人が感謝状を受けました。
 本院からは小児科の岡田賢教授、消化器・移植外科の黒田慎太郎診療講師の2人に、田邉昌彦副知事から感謝状が贈呈されました。田邉副知事は「移植医療の推進や普及啓発に尽力いただき感謝しています。さらなる推進で尊い命が救われるよう県としても啓発を進めたい」と述べました。

 岡田教授は、原発性免疫不全患者の診療に長年かかわった経験を活かし、年間20例近い造血幹細胞移植や骨髄移植を行っています。また中四国唯一の小児がん拠点病院としての機能強化に取り組み、造血幹細胞移植の拡充に努めるなど移植医療の推進に多大な貢献をしたと評価されました。「長年の取り組みが評価され、ありがたい。若手医師を含めて継続し、さらに発展させ多くの子どもが助かる社会を目指したい」と話しています。

 黒田診療講師は、2013年から70例の生体肝移植レシピエント・ドナー手術、24例の脳死肝移植レシピエント手術・ドナーからのグラフト採取など多くの移植手術を手掛けています。また後進の指導や院内移植コーディネーターの育成にも尽力したと評価されました。「移植医療でないと助からない患者がいる。治りたい、生きたいという患者の思いに臓器提供の方の思いも乗っかる。それを大切にしたい。移植はチームでの治療。チームを代表していただき、大変光栄」と感謝していました。

左からみなもと眼科の皆本敦院長、黒田診療講師、田邉副知事、岡田教授、木下栄作健康福祉局長


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