外国人患者対応へ医療翻訳機の研修

 広島大学病院における外国人患者受け入れ体制整備の一環として「医療翻訳機の効果的な利用について」の院内研修が12月13日、臨床管理棟でありました。医師や看護師、事務職員など約30人が参加しました。

 国際医療支援部の和田良香副部長が外国人患者の受け入れ状況や課題などについて説明。今年4月~10月の外国籍の受診患者は在留外国人を中心に35カ国以上に上っており、通訳が必要な患者も4割に上るとしました。実際にボランティア医療通訳の派遣を依頼したケースも30件ありました。医療通訳は急な派遣は難しく、翻訳機の活用を促しました。翻訳機は11月に7台から10台に増設しています。

 医療翻訳機メディフォンの担当者から使い方のレクチャーの後、実際に端末を使って体験。電話、ビデオ通話をつないでの通訳、AIによる機械翻訳などを試して、現場での対応に生かすシミュレーションをしました。

 


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