てんかん疾患啓発活動でサンフレとコラボ



てんかん疾患への正しい理解を

 平成28年9月10日(土)サンフレッチェ広島の本拠地・エディオンスタジアム(広島市安佐南区)が紫色で染まりました。紫は世界的なてんかん疾患啓発活動である「パープルデー(Purple Day)」のイメージカラーです。ラベンダーのパープル(紫)が、てんかんの国際的イメージであったことから、パープルデーと名付けられました。その紫をチームカラーとするサンフレッチェ広島と広島大学病院(てんかんセンター)がコラボレーションをして、てんかん疾患の啓発活動に初めて取り組みました。

 広島大学病院の飯田てんかんセンター長らはスタジアム前のお祭り広場に、てんかん疾患啓発ブースを設置し、2種類の缶バッチの配布やサポーターによる寄せ書きの作成など、てんかん患者さんや家族、医療関係者などおよそ40名とともに協力を呼びかけました。寄せ書きにはマスコットのサンチェ君も一役、「それぞれができることを、共にがんばりましょう」「理解の和を拡げよう」など多くのサポーターに心温まるメッセージを頂きました。また、スタジアムの大型ビジョンではサンフレッチェの佐藤寿人、青山敏弘、千葉和彦の3選手がビデオメッセージで出演し「てんかんを持つ方が、過ごしやすい社会を作っていきましょう」「てんかんをたくさんの人に正しい理解をしてもらえるよう、応援します」などと呼びかけました。なお、 青山敏弘選手、千葉和彦選手のビデオメッセージはYouTubeでもご覧いただけます。

<青山敏弘選手ビデオメッセージ

<千葉和彦選手ビデオメッセージ>

<千葉和彦選手(医療関係者向け)ビデオメッセージ>

サンフレ社長も出席し記者説明会

 10日(土)の啓発活動に先立って7日(水)、本院で行った記者説明会では、飯田てんかんセンター長が「医療者や患者団体による従来の啓発活動では広がりに限界があります。紫がチームカラーのサンフレッチェ広島に協力をお願いしたところ、社会貢献の一環として協力していただくことになりました。啓発活動が一層加速されることを期待しています」と話しました。サンフレッチェ広島の織田秀和社長は「市民に身近なスポーツ選手が発信することで、一人でも多くの方に理解が深まるきっかけになってほしいです。これを機会に様々な活動に協力していきたいです」と話していました。

 広島大学病院(平成27年度広島県てんかん診療拠点機関に指定)がサンフレッチェ広島とコラボレーションすることで、一人でも多くのサポーターやそのご家族に、てんかんに対する正しい理解を持っていただき、てんかん患者さんが過ごしやすい社会の実現をめざします。

広島大学病院HP:http://www.hiroshima-u.ac.jp/hosp/

てんかん疾患啓発ブース
てんかん疾患啓発ブース

缶バッチやチラシの配布
缶バッチやチラシの配布

子どもらも寄せ書きに協力
子どもらも寄せ書きに協力

サンチェ君も寄せ書きに一役
サンチェ君も寄せ書きに一役

医療関係者ら約40名がボランティアで参加
医療関係者ら約40名がボランティアで参加

サンフレッチェ広島の織田社長(右)と飯田てんかんセンター長(記者説明会)
サンフレッチェ広島の織田社長(右)と
飯田てんかんセンター長(記者説明会)


up