火災が起きた場合の避難の仕方などを確認しようと、広島大学病院入院棟7階西病棟で11月17日、消防訓練がありました。医師や看護師ら約40人が参加しました。
訓練は病棟の部屋から出火したとの想定、看護師が発見し、大声で火事を知らせ、初期消火に当たりました。病室にいた模擬患者を病棟の看護師や応援で駆け付けた看護師らがベッドや車いすで避難誘導。応援医師らが病状のチェックなどを行いました。消防署への通報や防火扉の確認なども進めました。また、南消防署の協力で実施した消火器の使い方訓練にも約80人が出席しました。
消防訓練終了後の総括では「ベッドでの搬送が増えたときの対応が必要。専門的治療では十分なチェックもいる」「応援要員への適切な指示を」などの感想が出ました。訓練を見守った南消防署からは「患者の急変と同様に考えて対応してほしい。また通報は1回だけでなく状況が変わるごとに何度でもしてもらってもいい」などアドバイスをいただきました。参加者からはアンケートも取り、今後の訓練に生かすとともに、いざというときに備えていきます。