広島大学病院は厚生労働省DMAT事務局からの要請を受けて1月11日、能登半島地震の被災地へ5人1チームを派遣しました。同日夕に病院臨床管理棟前で出発式があり、多くの職員らに見送られてDMATカーで石川県に向け出発しました。
チームは危機医療センターの西田翼医師を中心に看護師2人、臨床放射線技師、薬剤師の構成。まずは能登医療圏DMAT活動拠点本部(能登総合病院内=石川県七尾市)に集合し、5日間の予定で被災地の病院や避難所で活動します。
出発式では工藤美樹病院長が「現地は道路事情やインフラが不安定と聞いている。十分注意しながら日ごろの訓練の成果を発揮し、被災地に貢献してほしい」と激励。西田医師は「医療の提供に加え、困りごとを聞いて行政につなげるなど被災者に寄り添った支援を進める」と決意表明していました。
能登半島地震は元日夕に発生、多くの方が亡くなり、避難も長期化。余震が続く中、雪や冷え込みが追い打ちをかける厳しい状況が続いています。