てんかんセンターでネパールの医師ら研修

 広島大学病院てんかんセンターが進めている国際協力機構(JICA)草の根技術協力事業で、ネパールの医師2人と技師1人が本病院で研修しました。2月5日から16日までの日程で、熱心に取り組みました。

 協力事業は「カトマンズと周辺地域におけるてんかん診断能力向上および地域連携強化事業」。2020年からスタートしましたが、新型コロナウイルス感染症の関係で、一時中断していました。2023年夏に、飯田幸治センター長と臨床検査技師の豊田祐佳吏さんがカトマンズ・ポカラを訪れ、てんかん診療の助言・指導、無料キャンプを行い、事業は再開しました。

 今回は診断技術の向上や地域の診療ネットワーク構築に役立ててもらう目的で招きました。3人はアンナプルナ神経研究所(カトマンズ)の内科医・病院マネジャーのシャラッド・ハリ・ガジュアルさん、精神科医のアシッシュ・ダカールさん、検査技師のプラディップ・バタライさん。てんかんセンターに関連する診療科や検査技師、薬剤師、看護師らから講義を受けたり、手術ロボットや脳波検査を見学したりしました。3人は「大変有意義だった」と振り返っていました。


up