目指せ看護師 高校生38人が職場体験

 看護師を志望する高校生が、看護の仕事を体感する「ふれあい看護体験」が6月28日、広島大学病院でありました。

 広島市を中心に福山市や三原市などから高校1~3年生の男女38人が参加。4グループに分かれて、人工呼吸とAED(自動体外式除細動器)操作の実習や、シミュレーターを使って聴診器で肺炎や心臓弁膜症の音を聞いたり、患者役の人を車いすやストレッチャーで移動したりする体験をしました。指導する看護師は「顎を上げて気道を確保する」「患者さんが不安にならないよう声掛けを」などと助言しました。

 看護師との意見交換では「高校生の間に身につけたらいいことは」「患者の死からどうやって立ち直りますか」などと質問。「友達の小さな変化に気付ける人に」「先輩や同僚に自分の気持ちを出すことで次に向かえる」などと答えていました。参加者は「将来につながる貴重な体験ができた」「受験へのモチベーションが上がった」などと夢の実現に向けて、思いを新たにしていました。


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