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「漢方医学のおはなし-第1回 女性のお悩みに-」を東京で開催しました

2024年10月24日、「漢方医学のおはなし-第1回女性のお悩みに-」広島大学病院漢方診療センター講座を開催、7人の卒業生が参加しました。

冒頭では、漢方診療センターの関係者から、日頃の活動についてご紹介いただきました。

漢方診療センター 小川恵子センター長

漢方医学振興機構 中田健吾様

漢方診療センター 河原章浩先生

講師の小高ゆき奈さん(鍼灸師)からは、漢方は中国起源の伝統医学であることや、ご専門の鍼灸治療についてなどについてご講演いただき、理解を深めました。

女性の節目年齢は7年周期、男性の節目年齢は8年周期で、加齢とともに体の変化は右肩下がりのカーブを描きますが、「養生」次第でカーブを緩やかにすることができるとのこと。

日本語には「気」を用いる言葉が多くあり普段の生活の中でも馴染みがありますが、「気」を補う、巡らせる、補う、整えることで「養生」がかなうのだそうです。

続いては、皮膚に貼り付けるタイプの「円皮鍼」を使って、セルフケアのご紹介。
※一般の方でも購入できる商品としては「こりスポッと」がありますのでぜひお試しください。

ツボの場所や名称は世界保健機構(WHO)によって定められていますが、ツボ探しのコツは、「指の感覚を鋭敏にする」「皮膚を撫でてみる」「少し押してみる」だそうです。押した時に心地よい痛みを感じる場所がツボの可能性が高いそうですので、ぜひみなさんもご自身で探してみてください。

さてここで問題です。左右の乳頭の間を押して痛む場合は、体にどんな変調があるでしょうか。正解は「ストレスを抱えている」です。ツボの名称は「膻中」。ストレスを感じているな、と思ったら、ぜひ「膻中」をほぐしてみてください。

その他、頭にかーっと血が上った時に怒りが抑えられるツボや、乗り物酔いに効くツボ、女性に多い肩こりに効くツボなど、症状別のツボや効能を教えていただき、大変実りの多い時間となりました。

<お問い合わせ先>
広島大学東京オフィス
TEL:03-6206-7390
E-Mail:tokyo(AT)office.hiroshima-u.ac.jp ※(AT)は半角@に変換して送信してください。


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